ビオガーデン便り

7月12日の千年の森便り

7月7日(日)、江東区古石場文化センター主催の古石場こども夏まつりに参加しました。
当日は「フジクラ 木場千年の森とお話」というイベントを実施し、小学生の親子11名の方に参加いただきました。
はじめに千年の森へ移動し、配布した「フジクラ 木場千年の森でくらすなかまたち」のチェックリストを使いながら生きものたちの観察を楽しんでいただいた後、古石場文化センター内で簡単なクイズを交えながら千年の森や自然環境に関するお話をさせていただきました。

千年の森の入口付近で花咲いているのはノカンゾウ。
ノカンゾウは7~8月にかけて開花時期を迎える夏の花で、赤とオレンジの絶妙なコントラストが特徴的です。
皆さんはこの花の別名を知っていますか?正解はワスレグサ!
古来より、つらいことを忘れさせてくれる花として、かの有名な和歌集・万葉集でも歌われているそうです。

夏にかけて繁殖期を迎えるシオカラトンボが下の池の周りを飛び回っています。
シオカラトンボは市街地でもよく見られ、親しまれているトンボの一つです。
メスは植物が多く浅い水辺で単独で内水産卵をしますが、オスはメスが産卵を終えるまで警護を続けるようです。

上の池付近の枝にカワセミのお父さんの姿を発見!
カワセミは春から夏にかけて何回か子育てを行うのが特徴で、千年の森でも二番目の子どもたちが巣立ちの時期を迎えました。
早速お父さんお母さんと一緒に餌とりの練習を始めているようです。
子どもたちには元気に育ってほしいですね。