ビオガーデン便り

11月14日の千年の森便り

11月に入り、大きく気温が下がったことで、一段と秋めいてきましたね。
千年の森では植物の多くが実をつけはじめており、まさに「実りの秋」を実感することができます。
池の近くを散策していると、ヤブツバキの実を発見!
こぶりでまるまるとした印象のツバキの実。
この実から抽出される「椿油」は古来より多くの方に親しまれてきました。

薄桃色の実をつけているこちらはマユミ。
5月10日の千年の森便りでご紹介した通り、マユミは5月から6月頃、非常に小さく可憐な花を咲かせます。
その後、夏から秋にかけて果実を付け、その実が熟すと、写真にあるように薄桃色の皮が割れて真っ赤な種子が現れます。
マユミは一年を通していろいろな姿を見せてくれるので、その時々によって大きく印象が変わりますね。

タブノキの根元に、とても目を引く黄色い花の姿が!
こちらはツワブキ。千年の森では秋から冬にかけて咲く花は珍しいので園内でも非常に目を引きますね。

気持ちのいい日差しが差し込む午後、池にぷかぷかと浮いているのはカルガモ。
ゆっくりと泳いでみたり、顔を水面につけてみたり…。
カルガモの周りには、非常にゆったりとした時間が流れていました。

10月28日(月)、今年も千年の森の畑に近隣の幼稚園・保育園に通う園児の皆さんをお招きしてお芋ほりを楽しんでもらいました。
はじめに生き物や自然の大切さについて、スタッフから簡単にお話をさせていただきました。
お話の途中で「みんなが掘るのは何のお芋かな?」と尋ねてみると「サツマイモだよ!」と元気な声が上がりました。
今回収穫したサツマイモは、紅あずま、紅はるか、パープルスイートロードの3種類。
一部は園での焼き芋パーティーに使われるそうです。
今年もたくさんのサツマイモを採っていただきました。