フジクラグループCSR マテリアリティ マテリアリティと活動 マテリアリティ(重要課題) 当社グループは、2009年に「フジクラグループCSR基本方針」を制定しました。その基本方針にある「4つの重点分野」(下記の4項目)を『マテリアリティ(重要課題)』と定めました。 【4つの重点分野】 1.誠実な企業活動 社会の一員として各国・地域の法令・ルールを遵守した誠実な企業活動、顧客の立場に立った製品・ソリューションの提供、公正で透明な取引、行政や各種団体との健全・正常な関係維持、情報の管理・保護の徹底等を行ないます。 2.環境への配慮 各国・各地域の環境規制を遵守し自主的管理による維持・向上、事業活動での環境負荷低減の推進、環境配慮型の製品づくりと顧客への情報提供、各国・各地域の環境保全への参画、生態系保全への努力等を行ないます。 3.人間の尊重 全社員による安全の確保と働きやすく差別のない明るい職場作り、社員の機会均等と仕事と生活の調和、人権尊重と強制労働・児童労働を絶対に許さない等を行ないます。 4.社会との調和 各国・各地域の文化・慣習を尊重した積極的な社会貢献、すべてのステークホルダーに対する幅広いコミュニケーション、適時適切な情報の積極的な開示等を行ないます。 マテリアリティ選定のプロセス この「4つの重点分野」をマテリアリティとした意思決定のプロセスは、「フジクラグループCSR基本方針」を制定する過程で、専門家や顧客、先進的な企業、取引先、環境、行政、社員などさまざまなステークホルダーのご意見、視点等をベースとした論議を経て決定しました。その決定の根拠は、“企業活動を通じて持続可能な社会の実現と企業の継続的な発展を両立させることがCSRである”と考える当社グループとして、未来に向かって企業を取り巻く「社会」が変わっていこうとも私たちにとってこの「4つの重点分野」の重要性は変わることはない、変えてはならないとの強い意思に基づくものです。 マテリアリティと取り組み活動 当社グループは、マテリアリティである「4つの重点分野」を基軸にしてCSRの取り組みを進めてきました。私たちは、「4つの重点分野」に対応するステークホルダーを特定し、「社会的責任に関する国際規格 ISO26000」が2010年に制定されるとその位置付けを明確化し、また、ステークホルダーの視点や経営に与える影響に基づく「マテリアリティ・マトリックス分析」を行なって、私たちの課題の抽出を行ない、それら課題に対する「ステークホルダーの関心事(外的要因)」と「自社事業への影響度(内的要因)」の2つの視点からの評価・検証を行ないました。さらに第三者意見の専門家のご意見やステークホルダーの声を反映させてCSR目標の設定とそれを実現する重点施策の策定、取り組みをステップアップさせる年度毎の取り組み課題の選定などマテリアリティからの一連のプロセスの流れの中で当社グループの取り組みを一つひとつ進めると共にCSR統合報告書の中で報告しています。 次のページへ→