経営理念 経営理念 当社は、2005年に創業120年を迎えました。人生に例えれば還暦を2回繰り返し、3回目の転生を迎えたことになります。そこで、2005年を「第3の創業」の年と位置付けることにしました。 「第1の創業」は1885年(明治18年)。創業者・藤倉善八翁が神田淡路町にて、絹・綿巻線の製造を開始した黎明期です。 「第2の創業」は1945年(昭和20年)で、主力の深川工場が戦災で全焼し、ゼロから全社員がひとつになって再出発した年です。幸い、戦後復興のためのインフラ需要、高度成長期の光ファイバ需要等に支えられ、電力事業・情報通信事業を中心に順調に社業を発展できた期間です。これらの電力・情報通信事業は社会の安心・安全の発展に貢献する、インフラ構築のビジネスです。私達は、特定優良顧客に対応することにより安定したビジネスを展開することができました。 しかし、ここ最近はインフラ投資も頭打ちになり、激しい競争の時代へと移行しています。従って、当社のこれから先の事業環境も大きく変化していかざるを得ません。昨日までの"安定した時代"の遺伝子は"変化が常態の時代"には重い足枷となってしまいます。今一度、ゼロからの再出発に立ち返る必要があるとの強い決意の下に「第3の創業」を宣言しました。 当社は、1885年の創業以来、先進の技術と高い信頼で社会の発展に貢献してきました。当社の強みは、特定の優良顧客との間に培った強固なパートナーシップと、それがもたらす安定した経営にありました。しかし、今後当社が生きていく市場はグローバルな競争の厳しいマーケットしかありません。しかし、この変化の激しいマーケットで勝ち抜くには、企業風土の抜本的な改革が必要です。 このため、新たな「道」を成功裡に切り拓くことが「第3の創業」であり、この「変革」をナビゲートするものとして、フジクラ全社員が共有すべき新しい経営理念である"ミッション・ビジョン・基本的価値(MVCV)"を2005年8月に策定しました。 その後、2015中期経営計画策定を期に、環境が変化し競争が激化する中、私たちフジクラグループが高収益企業として持続的かつ健全な成長を成し遂げるためには、全社員の総力を結集したグループ経営力の強化が不可欠との認識から、2011年10月に経営理念MVCVを『グループ経営理念』として制定し、改めてこの理念をフジクラグループ全体で共有することを明確化しました。 フジクラグループは “つなぐ”テクノロジー™を通じ 顧客の価値創造と社会に貢献する 私たちは “つなぐ”テクノロジー™の分野で あくなき挑戦を続け 価値ある商品及びソリューションの提供により 顧客の信頼に応え社会に貢献します “つなぐ”テクノロジー™の分野で、顧客に最も信頼されるパートナーになる 先進的で有用性の高い商品とソリューションを継続的に開発し、 “つなぐ”テクノロジー™の分野でリーダーになる 「一人ひとりが主役」として行動し、世界で通用する有能な人財集団になる カスタマーサティスファクション(Customer Satisfaction) “それでお客様は満足ですか?” 変革(Change) “進歩への意欲を持って取り組んでいますか?” 共創(Collaboration) “それぞれが十分に能力を発揮するために協力し合っていますか?”