株式会社フジクラ

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環境

水リスクへの対応

水リスクに対する方針・指針

 フジクラグループは、水リスクに対応するため、環境長期ビジョン2050のチャレンジ項目として「工場の水使用の最小化と排水管理」を掲げています。工場の水使用の最小化については、「使わない、繰り返し使う、きれいにして自然にもどす」を合言葉に活動を進めています。排水管理については、国内製造拠点を対象に、最終排水升における「pH」「油分」「濁度」の常時監視システムの設置を推奨しています。
 また、環境長期ビジョン2050を受けた「フジクラグループ2025環境管理活動指針」では、国内外連結対象会社において、水の使用原単位を2025年度において、2020年度比5%以上改善する目標を掲げて活動しています。

過去グループ拠点で発生した水リスク

 フジクラグループでは、2011年、タイ王国で発生した50年に一度ともいわれる洪水により、タイ王国地区にある製造拠点が大きな被害(水害)を受けました。その後2016年に洪水からの復興宣言を果たしましたが、これを教訓に、近隣国への製造拠点の分散化や防水壁の設置などを進めています。その後、タイ国内においては、BCP活動のなかで洪水および渇水をテーマとし活動しています。また、新拠点選定に関しては、過去の洪水や標高などを十分に調査し決定しています。


2021年度の取組み

国内外の総取水量と水資源別取水量、使用量

 フジクラグループでは、事業活動に関する水の取水量と使用量を同量としています。
 取水について、国内では渇水の水ストレスはありませんが、洪水に対する予防処置として、法面の整備、雨水溝の増強、防潮堤の強化等を実施しています。
 2021度の水使用量は、国内、海外ともには2020年度より減少しました。水源別では、上水・井戸水は減少、工業用水が微増しています。

グラフ1:総取水量

グラフ2:水源別取水量

国内の排水量

 2021度の国内排水量は、2020年度より3.9%減少しました。国内拠点の排水についてほぼすべての拠点で、最終排水升でのpH、濁度、油分の自動監視を実施しています。

グラフ3:国内の排水量

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