株式会社フジクラ

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ESG

フジクラグループのCSR

CSRマネジメント

 フジクラグループは、経営理念MVCV「フジクラグループは“つなぐ”テクノロジーを通じ顧客の価値創造と社会に貢献する」をサステナビリティ活動の基軸とし、社会的責任の国際規格であるISO26000をサステナビリティ活動のベースとしています。

フジクラグループのCSR理念、基本方針、活動指針

フジクラグループCSR理念

 フジクラグループが果たすべき企業の社会的責任とは、フジクラグループの経営理念MVCVに基づき、「持続可能な企業経営」のために必要とされる活動と「持続可能な社会」の構築に役立つ活動から成立っていると考えています。

フジクラグループCSR基本方針

 フジクラグループは、「社会」から成長・発展を望まれ、期待される企業となるため、“つなぐ”テクノロジーを通じて、人、社会、地球環境の豊かな未来への架け橋となることを目指します。そのために私たちは、企業活動のあらゆる面において社会的責任を果すために4つの重点分野を定め、各国・各地域の法令・国際的なルールとその精神を遵守すると共に、社員一人ひとりが「社会」の一員として自分達の役割を自覚し、社会的良識をもって行動します。

・誠実な企業活動   ・環境への配慮   ・人間の尊重   ・社会との調和

フジクラグループCSR活動指針

国連グローバル・コンパクトへの支持と活動

 フジクラは、2013年に「国連グローバル・コンパクト」への署名を行ないました。現在は分科会への参加を通じて最新情報を取得し、社内関係部門への展開など社内浸透を進めています。グローバルコンパクトの10原則に対応する当社グループの方針と主な取り組みについては、GC対照表をご参照ください。

参加している分科会

  • CSV分科会
  • SDGs分科会
  • ヒューマンライツデューデリジェンス分科会
  • 人権教育分科会
  • 環境経営分科会
  • レポーティング研究分科会(2020年より共同幹事)

経団連「企業行動憲章」の尊重

 フジクラは、一般社団法人日本経済団体連合会の会員企業として、2017年11月に改定された「企業行動憲章」および「企業行動憲章実行の手引き」(第7版)を尊重しています。
 SDGs(持続可能な開発目標)の達成へ向けた貢献とESGに配慮した経営を推進し、持続可能な社会の実現を目指しています。

サステナビリティ推進体制

 フジクラグループは、2009年度からフジクラグループCSR委員会を中心としたマネジメント体制のもと推進してきました。
近年は、気候変動問題への対応が広く社会から求められるなど、機関投資家によるESG投資が主流となる時代において、企業活動は社会的責任(CSR)だけでなく、ESG活動を踏まえた持続的成長(サステナビリティ)を目指すことが重要視されています。
 このESGの視点を経営計画に取り入れ、企業価値向上および持続的成長(サステナビリティ)を実現させるために、従来のCSR委員会を発展させたサステナビリティ戦略会議を新設いたしました。あわせて、従来の会議体を監視監督と執行の役割を明確化するなど、サステナビリティマネジメント体制を刷新しました。

サステナビリティ推進体制図

サステナビリティ推進体制図

ステークホルダーエンゲージメント

 フジクラグループは、フジクラグループCSR活動指針のなかで「⑯すべてのステークホルダーに対し、広くコミュニケーションを行うことにより、健全な関係の維持発展に努めます。」と定めています。また、事業活動を行なう上で特に関わり合いが深いステークホールダーを「顧客(お客様)」、「社員(家族を含む)」、「投資家・株主」、「取引先」、「地域社会」、「環境・行政」の6つとしています。事業活動に関わる主なステークホルダーに対して、関連部署が窓口となり様々なコミュニケーションを行うことで相互理解を深め、社会の持続的発展と自社の成長につなげています。

ステークホルダーとのコミュニケーション方法

ステークホルダー 要求事項と課題 コミュニケーションの方法
顧客 ・安全・安心な製品・サービス
・顧客視点に立った製品づくり
・品質の確保
・環境配慮型製品の提供
・CS向上マネジメント
・顧客情報の保護
・WEBサイト(製品・技術情報)
・ニュースリリース
・顧客からのアンケートや監査対応
・新製品情報紙、新技術情報誌
・ショールーム、展示会出展
・問合せ窓口
社員 ・人権尊重
・多様性の尊重
・雇用の機会均等
・仕事と生活の調和の尊重
・人財育成
・公正な評価・処遇
・安全衛生
・働きやすい職場
・社内報・グループ社内報
・社内イントラネット
・子供・家族見学会の開催
・内部通報制度
・協議を重視した労使関係
・安全衛生・健康マネジメント
・意識調査
投資家・株主 ・適切な利益の還元・配当
・適時適正な情報開示
・IRコミュニケーション
・監査機能強化
・ESG情報開示の充実
・企業価値の向上
・Webサイト(投資家情報)
・決算短信・統合報告書
・株主総会
・決算説明会、アナリスト説明会
・投資家訪問、個別ミーティング
・問合せ窓口
取引先 ・CSR調達基準
・公正公平な取引
・グリーン調達
・サプライチェーンマネジメント
・パートナーズミーティング
・取引先へのアンケート
・取引先専用Webサイト
・取引先との日々の協議
・問合せ窓口
地域 ・地域での社会貢献活動
・ボランティア活動、NGOと共働
・住民との対話・協働
・コミュニティ投資
・地域の文化・慣習の尊重
・環境保全
・安全・事故防止
・工場見学、施設開放
・地域でのボランティア活動
・自治体との定期的な打合せ
・自治体等との災害支援協定
・地域文化・伝統行事への参加・支援
・地域産業活性化へ参加・支援
・学校教育支援(講師派遣)
環境・行政 ・税金
・環境保全方針策定
・NGOと協働
・生物多様性保全
・完全ゼロエミとリサイクル
・温暖化への対策と省エネ活動
・有害化学物質の管理と削減
・経済団体・業界団体への参画
・主管官庁との相談・要望
・各種届出・アンケート対応
・法規制への対応
・環境行政・環境規制への対応
・環境方針と活動、公表

社外評価

生きた創業の記念物・珊瑚樹

 1881年、創業者・藤倉善八は相次ぐ事業の失敗から新規蒔き直しをかけて神田淡路町に転居しました。その住居は由緒ある賀来神社(かくじんじゃ)の境内の横にありました。藤倉善八は、当時ご神木とされていた境内にある珊瑚樹を朝な夕な大切にお世話をしました。そのためか事業はトントン拍子に成功し1885年から始めた電線事業も日に日に隆盛となりました。藤倉善八が亡くなったあと、社員達は生きた「創業の記念物」としてこの珊瑚樹を貰い受け、社員の手で今日まで大切にしてきました。その間、関東大震災(1923年)、東京大空襲(1945年)と2回の火災に遭い焼けましたがそのたびに焼けた樹の根っこから新しい芽を吹き樹は蘇りました。それは工場の再建に奔走する社員の心の大きな支えとなりました。

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