新型光ファイバテープ心線用切断工具の発売開始 2018年5月16日 株式会社フジクラ(取締役社長 伊藤雅彦)は、通信用光ファイバ心線を切断するための工具として、従来機から操作性、保守性を向上させた、「新型光ファイバテープ心線用切断工具」を開発し、2018年夏より販売を開始します。 本製品は従来機と比べ落下衝撃耐性を向上しました。 また切断刃および光ファイバを把持するゴム部材の交換を作業者が行えるようになり、保守にかかる時間と費用の大幅な削減が期待できます。 従来機では、光ファイバの繰り返し切断によって円盤形状をした切断刃の一部分が摩耗した場合、レンチを用いて切断刃の固定を解除し、摩耗していない部分へ切断刃を回転させた後、再度レンチで切断刃を固定する必要がありました。本製品は融着接続機との無線通信により、融着接続機上での光ファイバの切断状況の良し悪しに応じて、モータを使って自動で切断刃の位置を変更(回転)します。 その他にも、切断刃の摩耗度合を融着接続機の画面上に表示するなど便利な機能を搭載しています。 さらに、切断工具上面に配置されたレバーは、開き角度が90度以上に拡大し、切断部に光ファイバを容易にセットすることが可能になりました。レバーの開閉操作で円盤型切断刃が往復する連動機構も採用し、1操作のみで屑回収を含む切断作業の完了が可能です。 製品仕様の一例 型名 CT50 適用光ファイバ心数 単心~12心 適用クラッド径 125μm 無線通信 Bluetooth 4.1 LE 外形寸法 120㎜(W)×95㎜(D)×58㎜(H) 質量 320g 落下衝撃耐性 金属面へ高さ76㎝から垂直落下 CT50