大口径光ファイバ切断装置および光ファイバ再被覆装置の販売開始 2015年01月06日 式会社フジクラ(取締役社長 長浜洋一)は、工場内での機器組立用や研究用途の工具として新たに「大口径光ファイバ切断装置」(CT-105、CT-106)と「光ファイバ再被覆装置」(FSR-05、FSR-06、FSR-07)を開発し、販売を開始しました。 大口径光ファイバ切断装置(CT-105、CT-106) 大口径光ファイバとは、一般の通信用光ファイバに比べてクラッド径が大きい石英系光ファイバです。高密度な光エネルギー伝送を可能にするために、レーザ等の高出力の光エネルギー伝送が必要とされる分野やセンサー分野で使用されています。 当社はこの度、クラッド径1250μmまで切断可能な2機種の大口径光ファイバ切断装置を開発し販売を開始しました。光ファイバの把持力を自動調整する機構を搭載し、フォトニック結晶ファイバ、キャピラリ(中空ガラス管)、斜め切断などにも対応しています。 光ファイバ再被覆装置(FSR-05、FSR-06、FSR-07) 光ファイバの融着接続部の保護方法として、被覆の無いガラス部分に紫外線硬化樹脂を用いて再被覆を施す方法があります。通信用光ファイバの接続部の保護で用いられる補強スリーブに比べ、接続部の小型・軽量化が可能となります。 当社はこの度、3機種の光ファイバ再被覆装置を開発し販売を開始しました。従来装置に比べて長期間の高品質再被覆作業が可能であり、石英ガラス型や紫外線硬化樹脂の交換も容易です。 CT-106 FSR-07