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2024年 社長 新年のメッセージ(社員向け要旨)

 あけましておめでとうございます。

 元日早々から石川県能登半島地震、翌日には羽田空港で航空機の炎上といったニュースが飛び込んでまいり、まさに波乱の年明けとなりました。これらの災害でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された方々やそのご家族にお悔やみとお見舞いを申し上げます。早期の復旧・復興を祈念しております。

 2023年を振り返ると、私たちの生活様式や価値観等にも大きな影響を与えた新型コロナウイルス感染症が感染法上の第5類へ移行され、これまで自粛、規制されていた各種イベントの復活や国内外への往来が活発化する等、いわゆるポストコロナへの変化を実感する一年となりました。国内経済においては、6月に日経平均株価が約33年ぶりに3万3,000円台を回復するなど、ポストコロナの本格的な景気回復に向け、今後の日本経済の先行きが注目されます。一方、世界に目を向けると、ロシアによるウクライナ侵攻の継続、イスラエル・ハマス紛争の勃発等、国際情勢が一段と不安定化し、不確実性が高まっているといえます。

<当社グループの経営状況>
 上期の当社グループ業績はエレクトロニクス事業における競争激化の影響や巣ごもり需要減退による影響が顕在化した一方、円安による追い風やエネルギー事業における国内向けの需要好調もあり、売上高3,991億円/営業利益308億円と、期初の上期計画を達成しました。下期は情報通信事業においてBABA(Build America, Buy America)に起因する米国通信キャリアの投資先送り、及びエレクトロニクス事業における電子部品市場の在庫調整長期化等の影響を見込み、通期見通を期初計画の売上高7,700億円/営業利益600億円から、売上高7,600億円/営業利益540億円へと引き下げましたが、各部門での事業環境変化への迅速な対応と各種施策の確実な遂行により、下期計画の達成に向け努めていきます。

<米国子会社における不適切事案について>
 昨年は米国子会社CEOであった当社元取締役による会社資産の不正取得や私的利用をしていた事実が判明しました。本件により皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことについて改めてお詫び申し上げます。本事案の真因分析を基に、再発防止策として米国子会社における特定の役員への権限集中の見直しと、当社グループとして各事業会社のガバナンス体制・内部規程等の強化、役職員への教育の実施等に着手しています。

<安全衛生について>
 安全衛生管理は全ての活動の基本であり、大切な企業基盤、企業価値そのものです。2016年4月に発生した重大災害をきっかけに、本質安全化活動を推進し、災害報告件数は近年では減少傾向にあります。風通しの良い気さくな組織づくりを心掛けていただき、安全で働きやすい職場環境の実現と心身の健康保持増進に向けて当社グループ一丸となって取り組んでいきましょう。

<2024年を迎えるにあたり>
 2024年は、「2025中期経営計画」の成長戦略を加速させる重要な一年となります。世界での苛烈な競争に勝ち抜き、当社の優位性を維持するために、フジクラグループ一丸となり、「進取の精神」と「技術のフジクラ」で夢のある高収益企業を目指していきましょう。

以 上

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