これからのフジクラグループを担う、若く、はつらつとした皆さんを迎えることができ、グループの全社員を代表して、心から歓迎いたします。

当社は、1885年の創業より数えて、今年で132年目を迎え、電線・ケーブルで培った多くのつなぐテクノロジーを通じて、エネルギー、情報通信、エレクトロニクス、自動車電装の各分野で、信頼性の高い製品およびサービスをお客様にお届けし、社会の発展に貢献しグローバルなお客様の期待に応えてきました。

もともと国内の電力・通信ネットワーク構築のための電線・ケーブルの製造・販売を主たる事業としてきましたが、国内インフラ市場は今や縮小し続けています。一方で海外の需要は高く、当社グループも変化するマーケット環境に合わせ、今ではグループ会社約140社のうち100社が海外にあり、売上高の60％強が海外のお客様向けとなっていて、更にグローバルな事業展開を進めていきます。

当社グループは、2011年4月に“変えよう＆一緒に変わろう！15中期”を旗印に、高収益企業へ変わるための5ヶ年中期経営計画をスタートさせました。その期間中、東日本大震災・タイ王国での洪水という未曾有の自然災害がありましたが、グループ一丸となりこの難局を乗り越え、目標としてきた売上高営業利益率（6.2％）では8～9割達成となる見込みです。

本日、4月1日から新たな中期経営計画である20中期がスタートします。更なる高収益企業になるためにこの5年間は、フジクラグループにとって大変重要です。

これらの計画を達成し、グループをさらに発展させるのは、“人”です。社員一人ひとりの力です。また、新しい技術・新しい製品を継続的に作り出す新陳代謝も重要です。その新陳代謝を行うのも、やはり“人”です。　本日、入社された皆さんは、その新たな新陳代謝の“源”なのです。皆さんが一日も早く会社や職場に慣れ、会社を変え、成長・発展させる戦力になってくれることを期待しています。

フジクラグループは、皆さんが働きやすく、活動しやすい環境を提供します。なぜなら、社員一人ひとりが財産だからです。

皆さんが、フジクラグループの社員としての誇りを持ち、明るく、楽しく、元気良く活躍され、その結果として皆さんが幸せな人生を送られることを期待します。