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CSR

CSR統合報告書

フジクラグループCSR統合報告書2014
〔ISO26000 中核主題〕 環境

環境負荷削減の取り組み

地球温暖化対策

地球温暖化対策と省エネ活動

当社グループでは、生産拠点における生産性エネルギー原単位を前年度対比で生産性▲3.5%、オフィス▲1.5%の改善目標に取り組んだ結果、国内グループ全体では前年度比▲1.3%の改善でしたが、海外では▲8.8%と大幅な改善となりました。これは2011年に発生したタイ国の洪水被災から事業の復興が進み生産量が増加すると共に、省エネを進めてきたことによります。また、オフィスでは本社の空調設備の省エネ投資により原単位が▲8.0%と大きく改善しました。なお、CO2排出量の削減目標は当社グループがその根拠としている政府方針の見直しに合わせて2013年度は一時的に目標から外しました。

2014年度は、政府の新たな方針に基づき、CO2排出量の新目標を設定します。その達成に向けて国内で生産性を毎年▲2%、オフィスは同▲1%、海外では各▲1%のエネルギー原単位の改善により、CO2 の削減に取り組みます。

2010年度から導入したECOPASS(環境情報収集システム)を2013年度は新たに海外グループ拠点での展開を進めて、より一層エネルギー使用量の見える化に活用しています。

又、省エネ事例など拠点間の情報の共有化を進めると共に、環境調査や施設担当者の拠点訪問による省エネ実施状況のチェックなどによりエネルギー消費の削減を積極的に進めています。

単体 CO2排出量推移

グループ CO2排出量推移

サプライチェーン排出量の算定(スコープ1,2,3)

2011年にGHGプロトコルによりScope3基準が策定されたことにより、これまでの自社範囲の事業活動に伴うCO2排出量から、CDPやGRI-G4などにより、サプライチェーンでのCO2排出量の情報開示が強く求められてきています。当社では2013年度に環境省サプライチェーン排出量算定支援事業に参加し、GHGプロトコルScope3全カテゴリーについて簡易算定を行いました。2012年度~2013年度のScope1,,2,3の算定結果は下記となります。

グリーンカーテン(緑のカーテン)

2013年度は、国内の最高気温が更新されるなど連日猛暑日が続く夏の暑さでした。当社グループは、5月頃からグリーンカーテン(緑のカーテン)の設置を呼びかけるキャンペーンを行いました。夏の日差しが強くなる7月には多くの事業拠点で青々としたグリーンカーテンが完成し、夏の猛暑の中でも、3~5℃ほど室内の温度を和らげてくれました。また、グリーンカーテンは室温を下げて地球環境にやさしいだけでなく、緑色が目にやさしい上に、業務でつかれた心も和らげてくれるなど機能もあります。グリーンカーテンは、私たちが夏期シーズンを過ごすための必需品となっています。

省エネ事例

1990年に竣工した当社本社ビルは、空調熱源に当時としてはまだ珍しかった氷蓄熱方式を採用した省エネに配慮した先進的な空調設備でした。2011年夏の電力制限令の際にはこの設備を最大限に活用してピーク電力の削減で貢献しました。今回、稼動後23年が経過したために、老朽化に伴う更新をおこないました。新しい設備でも氷蓄熱方式を採用すると共に、高効率チラーとのハイブリッド運転による夏期ピーク電力の低減と、さらなる省エネ空調システムとして2013年3月に稼動を開始しました。その結果、国内オフィスのオフィス原単位が▲9.7%と大きく改善しました。また、その他国内拠点でも老朽化した空調設備の更新による省エネを積極的に進めています。

夏季のクールビズ、冬季のウォームビズ

当社グループでは、地球環境にやさしい企業グループとして夏季の省エネやクールビズ、また冬季のウォームビズに積極的な取り組みを進めています。私たちは、エネルギー全般の使い方を見直しながら、私たち一人ひとりが低炭素社会の構築に向けたビジネススタイルや家庭でのライフスタイルの変革を通して、オフィスや事業所、また家庭でもできる環境にもやさしい活動を推進することを目指し、キャンペーンを推進しています。2013年度もこれらの省エネに向けたキャンペーン活動が推進されました。

再生可能エネルギーパネルを設置

二酸化炭素排出量

グループでライトダウン

当社グループは、今回で4回目となる「ライトダウン2013」キャンペーンを実施しました。地球で進む温暖化を少しでも減らし、また明かりのありがたさをみんなで再認識しようとするこのキャンペーンは、会社のライトダウンに加え、社員の家庭でもライトダウンを行いました。

第一電子工業、環境活動で受賞

第一電子工業真岡事業所は、地球環境保護などのさまざまな環境活動を積極的進めています。当事業所は、このたび地球と人にやさしい“エコとちぎ”づくりを進める栃木県より2013年度の『マロニエ・ECO事業所表彰』で、その環境活動が優れていることが認められ『特別賞』を受賞し、賞状とメダルを頂きました。受賞理由は、暖房用及びメッキ生産用ボイラーを廃止し、電気式に変更するとともに、空調機をインバーター化し、CO2排出削減に大きな効果をあげたことによるものです。