CSRトップページ
CSR統合報告書(HTML)
編集にあたって
トップメッセージ
特集1
特集2
組織統治
公正な事業慣行
環境
消費者課題
人権、労働慣行
コミュニティへの参画及びコミュニティの発展
第三者意見、ご意見を受けて
データ集・対照表

CSR

CSR統合報告書

フジクラグループCSR統合報告書2014
トップメッセージ

私たちフジクラグループは、相次いだ環境の激変に対応し、2013年度も「国内インフラ市場の環境変化への対応」と「エレクトロニクス事業の復興」という2つの大きな課題にグループとして全力で取り組みました。またこの年は、グローバルに変化する事業環境にグループとして確実に対応するための「機構改革・事業構造改革」をスタートさせた年でもあります。この改革では、従来の事業部門制を4つの「社内カンパニー制」へと再編し、各カンパニーは顧客ニーズへの迅速な対応やニーズの先取りを行なうと共にグループ全体としての効率化に取り組みました。これらの諸施策を次々と繰り出した2013年度は、その成果が見えはじめた重要な一年であったと思います。今年2014年度は、「15中期」の目標達成に向けた“目処付けの年”と位置付け、達成に向けた諸施策を完遂する年にしたいと考えています。そのための重点施策は、①エレクトロニクス事業の復興・再生の完遂、②インフラ事業のグローバル展開の加速、③グループ全体で進める事業構造改革の推進の3つであり、併せて新規事業の立上げを加速して進めて参ります。私たちフジクラグループは、社員一人ひとりが高い目標と強い意志をもって、これらの戦略や施策、改革を全力で押し進めて、最終年度の2015年度には「15中期」の目標達成を目指します。

私たちフジクラグループは、グループの「経営理念MVCV」を基軸として“人にやさしい、地球環境にもやさしい”企業活動を通じて、「“サステナビリティ社会の実現”と“私たちグループの継続的な発展”の両方を実現させていくこと」が、企業としての社会的責任(CSR)であると考えています。2013年度、私たちは2015年度を最終年度する25項目の「フジクラグループCSR重点方策」の取り組みに加えて、CSRの新たな課題への取り組みも積極的に進めました。それらの取り組みの中から幾つかをご紹介します。先ず一つ目は、9月に行なった「国連グローバル・コンパクト」への参加です。これによりこれまで出来ていなかった国際的な枠組み作りという世界と連携した活動に参画しました。二つ目は、「ステークホルダー・ダイアログ」です。来年50周年を迎える当社佐倉事業所が新たな50年に向け、地域コミュニティの一員として期待される事業所経営のあり方について、地元の行政や自治会等の代表からご意見ご提言を頂きました。三つ目は、社員の健康と企業の成長の両方を目指す「健康マネジメント活動」です。12月、私たちは「フジクラグループ健康経営宣言」を行いグループ全体としての本格的な活動を開始しました。その他の活動では、CSRサプライチェーンマネジメント活動である「パートナーズミーティング」の開催、CO2排出量に関する「第三者認証」取得に向けた活動等々です。

私たちフジクラグループは、社員一人ひとりが高い目標と強い意志を持ち、社会に対する責任ある取り組みを進めて、“お客様に感謝され、社会からは高く評価される企業グループ”を目指し、これからもより積極的な取り組みを進めてまいります。皆様には、当社グループへのより一層のご理解と今後とも変わらぬご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社フジクラ 取締役社長 長浜 洋一


国連グローバル・コンパクト

当社は、2013年7月のCSR委員会(経営会議)の決定を経て、国連が提唱する「人権」、「労働」、「環境」、「腐敗防止」に関する普遍的な国際原則である「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」への支持を表明し、同年9月3日に支持する旨の署名を行い国際的な枠組み作りの活動に参加しました。