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CSR

CSR統合報告書

フジクラグループCSR統合報告書2015
〔ISO26000 中核主題〕 人権、労働慣行

フジクラ・アカデミーの人財育成の基本理念・方針

当社グループは、創業から120年の歴史を経て第3の創業期に入りました。2005年に企業の経営理念を一新し、“つなぐ”テクノロジーを通じ、顧客の価値創造と社会に貢献する企業グループを目指しています。これに伴い、当社グループの全員が、「一人ひとりが主役」として行動し、世界で通用する有能な人財集団を形成すべく、2006年にフジクラ・アカデミーを発足しました。

人財育成の考え方

人財育成の中心は、各職場で行われる「OJT(On the JobTraining)」、「OFF-JT(集合研修)」、「自己啓発」、「ジョブローテーション」の4本の柱で構成され、これらを支える基盤が「人財を育てる風土・土壌づくり」です。

フジクラ・アカデミーでは、教育の基本はあくまでも職場でのOJTであることを踏まえ、職場における人財育成を支援するための研修プログラムを企画・運営しています。“気づき”を与えることに重点を置いて、OJTでは不足しがちな分野の教育や、職場単位ではできない全社横断的なカリキュラムを実施しています。また、自己啓発を活性化・支援するために、通信教育、eラーニングも用意しています。

教育制度

必修(階層別)研修

「新入社員」「入社2年目」「入社3年目」「OJT」「係長研修」「新任管理職研修」等のステージごとに受けるプログラムと、人事制度を支える管理者に対して実施する「評価者研修」等のプログラムを用意しています。

選抜研修

次世代経営者を育成するための、経営塾をはじめとして、製造分野、業務分野のそれぞれ分野ごとのリーダーを育成する「リーダー研修」を用意しています。

選択研修

「プレゼンテーション」「英語プレゼンテーション」「コミュニケーション」「経営」「財務」等の自分の能力向上に意欲的な人や上司に推薦された人などが積極的に受け入れられるように色々なプログラムを用意しています。

自己啓発

通信教育・外部研修

  • 通信教育は、各人の目的とプランに合わせて、300以上の講座から自由に選択可能。
  • 外部研修は、外部で他社のメンバーと研修を受ける制度。
  • 奨励金給付制度

語学教育

  • 社内TOEICの実施(年2回)
  • 英語研修、日本語研修
  • 奨励金給付制度

フェロー認定制度

当社では、技術・研究開発分野において、誰もが認める卓越した専門性と優れた人格を持ち、顕著な業績を上げた者や社外で極めて高い学術評価を得た者を、「フェロー(特別研究者)」として認定し、役員クラス同等の処遇をしています。現在3名の「フェロー(特別研究者)」が活躍しており、技術・研究開発分野においてさらなる高みを目指す社員の模範的存在となっています。

人材育成活動

当社は、2014年度にフジクラ・アカデミーの必須研修・語学研修などの人財育成研修、また関係部門が担当するコンプライアンス研修やリスクマネジメント研修など数多くの研修が行われ、社員の受講者数は延べ2万6千人となりました。

2014年度 研修・セミナー実績(フジクラ)

〔単位:人〕

実施部署名 受講者数 受講者の内訳
必須研修・語学研修、新入社員研修 851 783 68
安全・衛生・BCM・健康経営研修、メンタルヘルス研修、事業所研修 7,448 6,566 882
経営理念浸透研修、CSR研修、ものづくり大学研修、ブランド研修 558 497 61
設備向上研修、技術・技能研修、品質・環境研修 638 620 18
コンプライアンス、リスクマネジメント 15,811 13,301 2,510
知的財産研修、R&D関連研修 335 323 12
社内カンパニー別研修 950 883 67
合計 26,591 22,973 3,618

人財育成活動実績

〔年度:2014年度〕

フジクラの人財育成活動実績

【人財育成活動の主な内容】

  • 必須研修・新入社員研修、語学研修、社内カンパニー・事業所の研修
  • 安全衛生・メンタルヘルス・健康管理研修、BCP・BCM研修
  • 経営理念・CSR・ものづくり・品質・環境研修、知的財産・ブランドロゴ研修
  • コンプライアンス、リスクマネジメント、e-ラーニング

グローバル人材育成

当社グループは、24の国と地域に5万人を超える社員が先進的で有用性の高い商品とソリューションを継続的に開発するために、日夜“つなぐ”テクノロジーの分野で顧客に信頼されるものづくりに取り組んでいます。この取り組みをさらに高めて行くためには、グローバルに活躍ができるグローバル人材が重要で、そのための人材育成の活動は、当社グループの未来へとつながる経営の重要な柱の一つです。

方針・目標

  • 当社グループ経営理念MVCVのビジョン:
    『「一人ひとりが主役」として行動し、世界で通用する有能な人財集団になる』
  • 2015中期経営計画の具体的なゴールイメージ:
    『社員が尊重され、魅力的な人財をグローバルに創出し、“夢がある会社”になっている』

主な活動

海外現場力育成学校

当社グループの海外グループ会社の社員は、海外現場力育成学校の研修を通して、日本流のチームワーク主体の製造工程運営、小集団を含む改善活動、マネージメント等を日本の製造現場での経験を通じて学びます。これにより日本と海外の強みを融合した「強いものづくり」のできるリーダを育成することで、グローバルフジクラのグローバル人材育成と現場力のさらなる増強を図っています。

海外現場力育成学校

ものづくり・ムダどり

当社グループでは、2009年度から「全員参加の(ものづくりでの)ムダ取り活動」を開始しました。製造部門及び間接部門の社員がチーム単位で改善活動を行っています。例えば、間接部門のムダどりでは、国内グループ会社で約590のチームが編成され、省エネや5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)から業務改善テーマまで取り組んいて、大きな成果をあげています。毎年5月には、グローバルフジクラ改善発表会が開催され、海外からのチームも参加して改善成果を発表しています。

グローバルフジクラ改善発表大会

表彰式後の記念写真

世界で通用する人財創出の活動

グローバル人材育成のために以下のような取り組みを進めています。