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CSR

CSR統合報告書

フジクラグループCSR統合報告書2015
〔ISO26000 中核主題〕 人権、労働慣行

基本理念・方針、中長期ビジョン

「人間社会における多様性」を意味するダイバーシティの基本的な概念は、企業という組織に置き換えますと、「社員個々人の違いを尊重し、その違いに価値を見付け出し、社員全員を組織内で平等に活躍させることで企業としての能力を最大限に発揮させること」と言われています。私たちは、ダイバーシティに関するこのような概念をベースとして「女性の活躍推進」、「障がい者雇用」、「定年退職者の再雇用」、「外国籍社員の雇用」などのテーマに積極的に取り組んでいます。

■基本理念・方針

当社グループのダイバーシティに関する基本的な理念・方針としては、以下のものがあります。

■中期ビジョン

  • グローバル人財の人事処遇制度の確立
  • グローバル人財の採用・教育の推進
  • 社員のグローバル化
  • 障がい者雇用率達成(新基準2.0%以上)
  • 女性社員比率のアップと一般職社員の活性化

など

女性の活躍推進

国連、わが国の取り組みについて

グローバルに事業を展開している当社グループの「女性の活躍推進」に向けた取り組みは、国際的な動向である国連「ナイロビ将来戦略勧告(*1)」、国連「女性の経済的エンパワーメント原則(*2)」等のこれまでの取り組み経緯に加えて、わが国の「男女共同参画社会基本法(*3)」や「男女共同参画基本計画(*4)」、その後の「第3次男女共同参画基本計画(*5)」等の内閣決定内容を踏まえながら、さらには、最近のEUの動向等も考慮しつつ取り組みを推進しています。

【注】

方針・目標

当社グループの女性の活躍推進に向けた取り組みは、国連を中心とした国際的な動向及びわが国の基本法・基本計画をベースに、当社グループのダイバーシティの基本理念やCSRの活動指針を基づく中長期ビジョンと目標を定めています。

■中期ビジョン

  • 女性社員比率のアップと一般職社員の活性化

■目標

女性の活躍推進

女性の積極採用や登用など、今後も継続的に女性の活躍を支援するための取り組みに注力していきます。

女性の活躍推進

フジクラグループの女性管理職比率

2015年3月末現在
主要グループ59社

フジクラグループの女性管理職比率

障がい者雇用

方針・目標

■方針

  • 社会的責任とノーマライゼ―ション(*)の実現

■目標

  • 障がい者雇用拡大
    ①障がい者雇用率2%の達成
    ②環境の整備
    ③特例子会社の検討

障がい者雇用

当社では、社会的責任とノーマライゼーション(障がい者や高齢者と一緒に助け合うこと)実現の観点から、積極的に障がい者雇用と職場環境の整備に取り組んでいます。2015年3月現在で本社や各事業所において41名の障がい者が活躍しています。

佐倉事業所に設置された障がい者用エレベータ

佐倉事業所に設置された障がい者用エレベータ

障がい者雇用率(法定雇用率2.0%)
2010年度末 2011年度末 2012年度末 2013年度末 2014年度末
1.73% 1.85% 1.90% 1.86% 1.9%

当社は、2014年度も特例子会社の設置に向けた取り組みを進めました。

障がい者社員のスポーツ支援

積極的に障がい者雇用に取り組んでいる当社には、車いす陸上のアスリートも入社しています。職場環境を整備する一方、パラリンピック出場を目指す車いすアスリート社員へのスポーツ支援も積極的に行っています。

定年退職者の再雇用

定年退職(60歳)されたOBが永年培った「モノづくり技術」や「経営ノウハウ」は当社グループ内における貴重な財産であり、会社と個人双方の合意の下、雇用の必要性の高い人材を「マスターズコンサルタント」として再雇用しています。2013年4月の高齢者雇用安定法の改正を受け、原則として希望者全員を定年後最長5年間再雇用する制度へ改定しました。

外国人社員の登用

グローバル経営の推進にあたり、国境を越えた人財マネジメントの重要性が高まるなか、当社においても55名の外国人社員が活躍しています。2013年度からはグローバル枠での外国人社員採用活動を開始し、2013年度は5名、2014年度は1名が入社し、2015年度は2名の入社を予定しています。