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CSR報告書

フジクラグループCSR報告書2012
〔ISO26000 中核主題〕 環境

化学物質・VOC管理

化学物質の管理・削減

環境配慮設計による製品の非鉛化やエコ化

当社および国内グループの生産会社で製品原材料や製造工程で使用された化学物質のうち、PRTR法「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」で定められた取扱量1t以上の指定化学物質は、毎年各事業所より国に排出・移動量を届け出ています。PRTR法が改正され2010年度より従来の354物質から462物質に指定化学物質が見直されました。2011年度の当社および国内グループ会社18事業所での第1種指定化学物質の排出・移動量は34tでした。2010年度に比べて一部の製品の生産増に伴い排出・移動量は6%増加しました。

主な取り扱い物質であるアンチモンや鉛化合物、フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)などはプラスチックやゴム材料の添加剤として、キシレン、トルエンなどはインキ溶剤や運搬車輌用のガソリン等に使われています。これらの化学物質の排出・移動量を削減する取り組みとして製品の非鉛化やエコ化、代替材料への転換を進めていきます。

PRTR指定化学物質の排出・移動量の推移

VOC管理

揮発性有機化合物の大気排出量削減

VOCとは大気中でガス状となる有機化合物の総称で、シンナーやアルコール類など工場で広く使われている化学物質です。VOCは人の健康に影響を及ぼす浮遊粒子状物質であり、光化学オキシダントの原因物質といわれています。2011年度の当社および国内グループ会社での工場で多く使われている主要10物質の大気排出量は97tでした。2010年度に比べて4%の削減となりました。イソプロピルアルコールの回収や、トルエン等のインキ溶剤の代替などにより使用および大気排出の削減を進めています。

2010年度 2011年度
VOC大気中への排出量
大気排出量(t) 101 97

2011年度VOC大気排出(%)