リスクマネジメント
当社は管理すべきリスクを、事業機会に関連するリスク(戦略リスク)と事業活動の遂行に関連するリスク(業務リスク)に分類し、戦略リスクは取締役会及び経営会議のトップマネジメントの合議により管理し、業務リスクは「フジクラリスク管理規程」に基づきリスク管理委員会が管理する体制をとっています。
また、危機管理についても、「フジクラリスク管理規程」において、情報のトップへの速やかな伝達と対応組織の構築および責任体制などを定めています。
業務リスクは、コンプライアンス、品質保証、環境管理、安全衛生、情報セキュリティなど、現代社会における企業活動に伴い発生する多様な事象を、それぞれの専門組織を中心とした体制によって日常的に管理しています。法務室、品質環境管理部、人事・総務部、システム部、輸出管理室など、当該事象を専門的に取り扱う組織が、各事業部門にたいして、企業が求められている社会的要件を充足し、かつ企業の存続発展のためにとるべき行動を指し示し、もっとも適切な行動を選択するよう促しています。当社は単に法令遵守にとどまらず社会的な要請を意識しながら、社会、顧客、消費者、従業員、取引先、株主などの多様なステークホルダーから信任を得られるよう活動しています。
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知的財産の保護
当社は、研究開発で得た成果を積極的に特許や意匠等の知的財産権の取得により保護し、事業の優位性を確保するとともに、第三者の知的財産権を十分に尊重しながら事業展開しています。一方で、当社が保有する特許権、意匠権、及び商標権等の無断使用などについては、法律に基づいて、然るべき措置をとっています。
また、各戦略ビジネスユニット(SBU)毎に、「IP(Intellectual Property)部会」を定期的に開催し、事業課題と知財マネジメントを結び付けるための、事業戦略に基づく知財戦略の構築や競合社と自社の特許ポジションの見える化と強化活動等を、事業部門、研究開発部門、知財部門が一体となって推進しています。
更に、全社員の経験と習熟度に応じた知財研修の定期開催や、知的財産研究会による社内の知財活動事例報告や外部講師による特別講演等を通し、当社グループの知的財産意識向上を図っています。
知的財産の保護に関するポリシー
調達活動
調達先とのかかわり
フジクラ購買基本方針
公平公正な取り引き | 公平公正で自由な競争の原則に立ち、国内外を問わず優良なお取引先との購買取引を求めています。お取引先の選定は、品質・価格・納期・安定供給力・信頼性等の観点から、公正な評価に基づいて行ないます。 |
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相互信頼を基盤とした協力関係 | 信義・誠実の原則を守り、共存共栄の理念のもとに、お取引先との相互協力関係を築く努力をします。 |
関連諸法規の遵守・機密の厳守 | 購買取引にあたっては、関連する諸法規を遵守します。また、お取引で知り得た機密情報は、お取引先の承諾無く第三者へ開示いたしません。 |
公平公正な調達活動
当社グループの経営は、原材料・部品や設備を供給していただく調達先の方々に支えられています。
公平公正で、誠実な調達活動を通じ、調達先との強固な信頼関係を築くために私達は、「フジクラ購買基本方針」を定めてWEBに公開しています。さらに「フジクラグループ調達購買部門行動規範」を制定し、自らの行動を厳しく律しています。
また、グループ各社が参加して下請法講習会を定期的に行うなど、コンプライアンスに対する取り組みを継続しています。
CSR調達活動
当社グループでは、主要な調達先に対して下記の要望項目についてCSR活動の推進をお願いするとともに、自主的にその進捗情況をチェックできるWEBサイトを開設しました。当社グループは、調達先の皆様のご理解とご協力を得て、サプライチェーン全体でCSR活動に取り組んでいます。
紛争鉱物不使用方針
紛争鉱物の不使用について
当社グループは、コンゴ民主共和国及びその近隣周辺国で産出された紛争鉱物であるタンタル、タングステン、スズ、金を原材料として使用しない方針です。また新たに紛争鉱物の使用が発覚した場合は、調達を速やかに停止します。
※環境にやさしい調達を積極的に取り組んでいます。その取組は、「グリーン調達・購入」として、環境のページに掲載しています。