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スーパーコンピュータ「富岳」にフジクラ製コールドプレートが採用

株式会社フジクラ
2020年7月20日

株式会社フジクラ(取締役社長 伊藤雅彦)は、このほど理化学研究所と富士通株式会社が共同開発したスーパーコンピュータ「富岳」の冷却部品として、フジクラのコールドプレートが採用されたことを発表しました。

スーパーコンピュータ「富岳」にフジクラ製コールドプレートが採用

スーパーコンピュータ「富岳」にフジクラ製コールドプレートが採用

「富岳」はスーパーコンピュータの計算速度などを競う世界ランキングにおいて、「TOP500」、「HPCG (High Performance Conjugate Gradient)」、「HPL-AI」、「Graph500」の主要4部門で1位となった世界最高水準のスーパーコンピュータです。
スーパーコンピュータは、科学技術計算を主要目的とする大規模コンピュータであり、その高い計算能力を活かし、気象予測、地震シミュレーション、集中豪雨等による洪水等の自然災害予測の精度向上、がんや新型コロナウィルス等の創薬・医療での活用、新物質・エネルギーの創成など、最先端の研究・開発に大きく貢献することが期待されています。

「富岳」に使用されている高性能なCPUは大きな発熱を伴うため、省スペースで効率よく冷却するための技術として当社製のコールドプレートが用いられています。このコールドプレートは、マイクロチャンネルフィン構造を用いた高性能液冷ユニットです(図1)。空冷方式の冷却ユニットに比べ1/3以下のサイズ(図2)で数倍の冷却性能を有するという特長を持ち、この性能が高く評価された結果、今回の「富岳」への採用に至りました。

当社はこれまで、パソコンやスマートフォン等の電子機器の内部冷却部品であるヒートパイプなど、当社の持つサーマルテクノロジーを用いた製品を数多く手がけてきました。これからも、今回のコールドプレートをはじめとするサーマルテクノロジー製品の分野において、さらなる高性能化に向けた開発に取り組み、お客様のご期待にこたえる製品を提供し続けてまいります。

スーパーコンピュータ「富岳」に採用されたコールドプレート

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