小型酸素センサ量産化 FCX-UWL 2019年5月8日 株式会社フジクラ(取締役社長 伊藤雅彦)は小型酸素センサFCX-UWLを開発し、2019年9月より量産を開始する予定です。 医療分野では、肺や心臓の病気のために患者が家庭で酸素吸入を行う在宅酸素療法があります。酸素の発生装置として酸素濃縮器が各医療機器メーカーで開発、製造されており、酸素濃度の監視に弊社の酸素センサが広く利用されています。患者が外出する時は酸素濃縮器の代わりに携帯用酸素ボンベを持ち歩きますが、外出可能な時間はボンベに充填された酸素の量の制限を受けてしまいます。 この課題に対して、医療機器メーカーはバッテリーで動き、携帯できる小型軽量な酸素濃縮器を開発し、患者の外出可能な時間を延ばすことでQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させようとしています。 弊社は酸素センサの形状を小型低背化して取付スペースを小さくすることで、酸素濃縮器の小型化に寄与しています。形状を小さくしても内部構造設計の最適化により、従来と同等な動作性能を得ることができ、小型で信頼性の高い酸素センサを開発しました。 当社は本開発品を通じて、多くの方々の健康やQOLの向上に貢献してまいります。 従来品 FCX-UWC 開発品 FCX-UWL 測定範囲 0.1 ~ 95%O2 0.1 ~ 95%O2 直径 φ19.2 mm φ19.2 mm 高さ(ピン含まず) 17 mm 10 mm 質量 7 g 5.5 g