新型単心光ファイバ融着接続機の販売開始 2018年8月6日 株式会社フジクラ(取締役社長 伊藤雅彦)は、新型単心光ファイバ融着接続機を2018年9月より販売を開始します。 本製品は光ファイバを載せるV型の溝が可動し、光ファイバの外径の位置合わせを行い接続する、外径調心タイプの光ファイバ融着接続機です。 本製品は光ファイバカッタとの無線通信機能を搭載しています。光ファイバカッタで切断した光ファイバを本製品にセットし、光ファイバ端面の切断形状が切断刃の摩耗によって悪化したと判断した場合、本製品は無線通信機能を用いて光ファイバカッタの切断刃を摩耗していない位置へと自動変更します。この新機能により、切断刃の摩耗による接続品質不良を、接続作業者は意識することなく回避可能です。 なお、切断刃の残り寿命は本製品の画面に表示されるため、切断刃の交換時期を推察することも可能です。 さらに、融着接続後の接続損失推定においては、溶融接続中のコアの熱発光を画像処理で測定することにより、外径調心タイプの弊社従来機よりも、接続損失の推定精度が向上しています。 本製品は、中国で9月5日から開催される展示会 CIOE2018(China International Optoelectronic Exposition)、イタリアで9月23日から開催される学会 ECOC(European Conference on Optical Communication)にて展示いたします。 製品仕様の一例 型名 41S 平均接続損失 0.03dB(シングルモード光ファイバ接続時) 融着接続時間 6秒(シングルモード光ファイバ接続時) 熱収縮スリーブ加熱時間 25秒(弊社スリーブFP-03収縮時) 無線通信規格 Bluetooth® 4.1 LE