新型単心光ファイバ切断工具の販売開始 2018年2月7日 株式会社フジクラ(取締役社長 伊藤雅彦)は、通信用光ファイバ心線を切断するための工具として、従来機から操作性、保守性を向上させた、「新型単心光ファイバ切断工具」を開発し、2018年度上期より販売を開始します。 本製品は切断刃および光ファイバを把持する樹脂部材の交換を作業者が行えるようになり、保守にかかる時間と費用の大幅な削減が期待できます。 また、光ファイバの繰り返し切断によって円盤型切断刃の一部分が摩耗した場合、従来はレンチを用いて円盤型切断刃の固定を解除し、摩耗していない部分へ切断刃を回転させた後、再度レンチで切断刃を固定する必要がありました。本製品では、レンチ等の工具を使わず、ダイヤルを回すだけで円盤型切断刃の位置変更(回転)が可能です。 さらに、切断工具上面に配置されたレバーは、開き角度が90度以上に拡大し、切断部に光ファイバを容易にセットすることが可能になりました。レバーの開閉操作で円盤型切断刃が往復する連動機構も採用し、1操作のみで切断作業が完了します。従来機と比較して、作業効率が大きく改善されています。 製品仕様の一例 型名 CT08 適用光ファイバ心数 単心 適用クラッド径 125μm 適用被覆外径 単心:被覆径φ160~900μm 外形寸法 110㎜(W)×95㎜(D)×45㎜(H) 質量 185g CT08