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2026年度 新入社員への祝辞(要旨)

株式会社フジクラ(取締役社長CEO:岡田直樹)は、本日入社式を行いました。新入社員に向けた取締役社長CEO 岡田直樹の入社式祝辞(要旨)は以下の通りです。

皆さん、本日はご入社おめでとうございます。
フジクラグループを代表し、心から歓迎申し上げます。これからの当社を担う若く意欲的な皆さんと共に働けることを、大変嬉しく思います。

「進取の精神」と「技術のフジクラ」
当社は1885年、創業者・藤倉善八による個人企業としてスタートし、今年で創業141年を迎えました。善八は電気の時代が来ると予見し、家業であった女性用ヘアバンドの製造技術を基に、「進取の精神」をもって電線事業に挑戦しました。その挑戦の姿勢は、現在でもフジクラのDNAとして脈々と受け継がれています。当社はこれまで、「技術のフジクラ」として独自の技術を磨き続け、エネルギーや情報通信、エレクトロニクス、自動車電装など、幅広い分野において、"つなぐ"テクノロジーTMを通じて、顧客の価値創造と社会に貢献してきました。

世界では引き続き、さまざまな技術革新が同時並行で進展しています。中でも、生成AIをはじめとする先端技術の進化は、社会や産業の在り方を大きく変え、こうした変革を一段と加速させる原動力となると考えられます。このような社会の変化や技術の進展があるところには、私たちフジクラグループの優れた技術を活かせる機会が必ず存在します。当社のDNAである「進取の精神」と「技術のフジクラ」を礎に、未来に"つなぐ"テクノロジーTMを通じて、顧客の価値創造と社会への貢献を実現することこそが、フジクラグループのPurposeであり、存在意義です。

2028中期経営計画のスタート
本日から始まる2026年度は、新たな3か年の28中期経営計画がスタートします。そしてこの28中期経営計画は、フジクラが大きく変わる節目となると考えています。生成AIのすさまじい発達とともに、その基盤となるデータセンタでは膨大な電力を必要とし、このエネルギーをどのように創出し、届けるかが大きな社会課題になっています。生成AIにより加速する高度デジタル社会の進展と、将来的には、これを支えるエネルギーをCO2を排出せずに供給することこそが、当面フジクラが目指すべき方向性であると考えています。昨年度までの25中期経営計画では、高度デジタル社会の進展において当社の技術が貢献できる分野として、「情報インフラ」「情報ストレージ」「情報端末」の3つを核心的事業領域に掲げました。28中期経営計画においても引き続きこれらが重要な事業領域となります。とりわけ、生成AIの進化とその浸透に伴い、「情報インフラ」と「情報ストレージ」には、今後も大きな成長が期待されます。

「情報インフラ」は、データセンタの普及などにより加速する高度デジタル社会の基盤を支える、通信ネットワークを対象とした事業領域です。とりわけ近年では、データセンタ同士を"つなぐ"Data Center Interconnectによる情報インフラの強化がますます重要となっています。当社は革新的な光ファイバ・ケーブル技術を活用した光配線ソリューションを提供し、世界の情報通信インフラの構築を支えていきます。
「情報ストレージ」は、クラウドサービスや生成AIの普及拡大に伴い、膨大なデータを貯蔵するデータセンタ市場を対象とした領域です。近年、データセンタでは大量の光ファイバが使用されており、当社は最大13824心の光ファイバを実装した超多心光ケーブルをはじめとした高密度光配線技術を提供しています。さらに、ハードディスクドライブ用アクチュエーターやCPU/GPU冷却用デバイスといった独自の電子部品技術を通じて、データセンタの発展に貢献していきます。
「情報端末」は、膨大なデータを処理するための多様なデバイスの高機能化を支える事業領域です。PCやスマートフォンに加え、AR/VRヘッドセットやスマートウォッチといったウェアラブル端末、さらにはコネクテッドカーなどの次世代車も含まれます。また、近年ではフィジカルAIやAIロボットといった分野も期待されています。当社は、高精細な電子部品、コネクタ、配線・実装技術など、多様かつユニークな技術を通じて、これら革新的な情報端末の進化を支える役割を担っていきます。
また、エネルギー需要の増大とカーボンニュートラル社会の両立のために、次世代エネルギーとして期待される核融合発電の実用化にも貢献していきます。核融合発電には「磁場閉じ込め方式」と「レーザー方式」という2つの有望な方式があり、フジクラは超電導線材とファイバレーザの技術により、双方の方式に貢献できる技術を有しています。さらに、これらの技術の活用により、モビリティ、半導体、新素材といった領域においても、新たな事業の創出を図っていきます。

以上のように、28中期経営計画では、社会の大きな変化をとらえ、フジクラをさらに大きく成長させるとともに、中長期を見据え、新たな事業創出を目指します。そのためには、ここにいる新しい、若い力が必要不可欠です。フジクラをより優れた夢のある会社にするために、一緒に頑張っていきましょう。

新入社員の皆さんへのお願い
そこで、新入社員の皆さんに2つのお願いがあります。
1つ目は、「自己研鑽を怠らないこと」です。世界を舞台に活躍するためには、自らの知識やスキルを磨き続けることが不可欠です。与えられるのを待つのではなく、自ら考え、行動し、プロフェッショナルとして成長してください。
2つ目は、「自らの可能性を信じ、挑戦すること」です。失敗を恐れず、何事にも積極的に取り組む姿勢が、新しい価値を生み出します。当社は、皆さんが働きやすい環境を整えますので、どうか高い志を持ってチャレンジしてください。