プレスリリース
新型コア調心光ファイバ融着接続機と新型光ファイバカッタの販売開始
~より早く、より簡単に~
株式会社フジクラ(取締役社長CEO:岡田直樹)は、10月から新型コア調心光ファイバ融着接続機「100S」と新型光ファイバカッタ「CT60」の販売を開始します。
「100S」は長距離伝送に適した低損失光ファイバをコア調心によって接続する光ファイバ融着接続機です。新型光ファイバカッタ「CT60」、および単心ストリッパ「SS05」と組み合わせることで、接続作業時間を20%短縮※1します。
単心ストリッパ「SS05」は光ファイバ被覆を2本同時に除去可能であり、2本同時切断が可能な新型光ファイバカッタ「CT60」と組み合わせることで、前処理作業時間を短縮します。
2本同時に被覆除去 |
2本同時に切断 |
2本同時に光ファイバをセット |
また、接続作業手順を説明するスプライスコーチ機能を搭載し、非熟練者でもスムーズな作業が可能です。
前処理の手順画面 |
「100S」はGPS機能を搭載し、接続検査結果を接続位置情報と共に記録し、施工管理の効率とトレーサビリティを向上させます。これらの情報は、スマートフォンアプリ「Splice+」※2を使用することで、スマートフォンへのダウンロードが可能です。
従来機に搭載されている、風防自動開閉機能、放電条件を自動制御する"ACTIVE FUSION CONTROL TECHNOLOGY"※3、光ファイバカッタの切断刃を無線で管理する"ACTIVE BLADE MANAGEMENT TECHNOLOGY"※4も搭載し、安定した低損失接続を実現します。
「CT60」は機構部品の見直しを行い、従来機より切断品質が安定しました。また、レバーの開き角度を調整する機構を搭載し、卓上で使用する場合にはレバーが大きく開き、手持ちで作業する場合にはレバーが小さく開きます。多様な場面での使いやすさを追求しています。
レバー開き角度調整機構 |
レバー開き角大 |
レバー開き角小 |
さらに、摩耗した切断刃をモータで自動回転させる機能を従来機から継承しています。
「CT60」は、耐摩耗性を向上させた新開発の切断刃を採用することで、従来機で必要だった刃の高さの変更作業を不要としています。
フジクラは、次世代通信インフラ整備によって実現するデジタル化社会に向け、今後も先進的で有用な製品を提供することで社会に貢献していきます。
コア調心光ファイバ融着接続機 |
光ファイバカッタ |
製品WEBサイト:コア調心光ファイバ融着接続機 100S Kit | Fujikura
※1 光ファイバ融着接続作業時間を約20%短縮
当社従来機との比較で、一定の条件の下、当社が行った試験結果。
※2 スマートフォンアプリ「Splice+」
フジクラ製光ファイバ融着接続機の工具用ユーティリティアプリで、スマートフォンにインストールすると、融着接続データやファイバカッタの刃の使用回数を確認できるほか、工具の加熱温度の設定変更が可能になる無料アプリケーション。(*通信料は別途必要)
※3 "ACTIVE FUSION CONTROL TECHNOLOGY"
光ファイバ融着接続前の切断端面状態や放電時の光ファイバ熱発光強度を分析し、リアルタイムで放電制御を行う機能。
※4 "ACTIVE BLADE MANAGEMENT TECHNOLOGY"
光ファイバ融着接続機が光ファイバカッタ切断刃の状態を監視し、切断刃の摩耗を検知すると無線通信で光ファイバカッタの切断刃を自動回転する機能。