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2023年 社長 新年のメッセージ(社員向け要旨)

あけましておめでとうございます。

2022年を振り返ると、以前にも増して不確実性が高まった一年であったように思います。ロシアによるウクライナ侵攻、米中対立の激化、数年以内の台湾有事が現実味を帯びてくるといった地政学リスクの観点での要因に加え、エネルギー問題、世界的なインフレ、景気後退の懸念、急激な為替変動など、各国の政策や企業活動にも大きな影響を及ぼす事象が起きています。このような環境の中、当社グループが持続的に成長していくためには、こうした不確実性への迅速かつ適切な対応がますます重要になってきます。

今後、将来にわたり持続的成長を果たすためには、常々申し上げている「技術のフジクラ」ブランドの再構築が重要であると考えています。フジクラは長年にわたり技術力を強みとし、世界トップレベルと評される技術や製品を数多く持っています。それらを組み合わせる、もしくは新たなものづくりに活かすことで新陳代謝をより活発化し、新しい価値を創出していくことで持続的成長を目指します。

<当社グループの経営状況>
上期の当社グループの経営成績は、情報通信事業におけるデータセンタ、FTTx向け需要の堅調な推移、エレクトロニクス事業におけるスマートフォン向けの旺盛な需要、加えて為替の影響もあり、売上高は3,991億円、営業利益は353億円と、いずれも上期としては過去最高の数値となりました。下期については、引き続き情報通信事業とエレクトロニクス事業の好調な推移が見込まれることから、通期では売上高は7,900億円、営業利益は685億円と、いずれも過去最高となる数値を計画しています。

<「安全」と「品質」について>
安全に関しても、また、品質に関しても、気付いたことをタイムリーに、また、気さくに言い合える組織風土及び人間関係の構築が重要です。重篤な労働災害や品質不適切事案の発生は、前回以上の信用の失墜のみならず、社会的存在意義を失いかねません。「安全・品質は、企業価値そのもの」ということを全社員が認識し、ともに企業価値の向上を目指していきましょう。

<中期計画策定に向けて>
2023年度は新たな中期計画の初年度となります。新たに策定する中期計画は2025年度までの3カ年の中期計画となり、今年5月に外部発表をすべく、今まさに検討を進めています。中期計画による新たな成長フェーズの下、フジクラのDNAである「技術のフジクラ」の再構築を図り、顧客価値創造と社会貢献を通じて企業価値向上を目指していきます。当然ながら、策定、実行にあたってはフジクラグループ社員の皆さん一人ひとりの積極的な参画が不可欠です。フジクラグループの未来がより良いものになるよう、ともに頑張っていきましょう。

以 上