化学物質管理
方針・ガイドライン
フジクラおよび国内グループ会社では、環境管理活動指針にもとづき、製品原材料や製造工程で使用された化学物質のうち、PRTR法※で定められた取扱量1t以上の指定化学物質は、毎年各事業所より国に排出・移動量を届け出ています。
- ※PRTR法:特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律
目標・実績
フジクラおよび国内グループ会社は、環境管理活動指針において、PRTR物質の取扱量を削減する目標として、2019年度は「主要環境負荷物質の排出・移動量原単位(売上高当たり)を2015年度比で4%以上改善(年1%以上改善)」を掲げています。
主な取り扱い物質であるアンチモンや鉛化合物、フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)などはプラスチックやゴム材料の添加剤として使われます。また、キシレン、トルエンなどはインキ溶剤に使われ、運搬車輌用のガソリン等に含有しています。これらの化学物質の排出・移動量を削減する取り組みとして製品の非鉛化やエコ化、代替材料への転換を進めています。
2019年度のフジクラおよび国内グループ会社での第1種指定化学物質の取扱量は268tで2015年度比69.4%削減、排出・移動量は17.8tで2015年度比47.2%削減しました。原単位は7.45t/億円で2015年度比40.5%改善となり目標を達成しました。主に、フタル酸ビス(2-エチルへキシル)含有の材料を代替材料へ転換の他、PRTR物質を含有する製品の生産量減少や生産終了等の要因で、取扱量および排出・移動量の削減となりました。
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