株式会社フジクラ

  1. Home
  2. ESG
  3. バックナンバー
  4. 2020
  5. 生物多様性確保への決意と地域コミュニティのシンボル
    「フジクラ 木場千年の森」

ESG

フジクラならではの取り組み

生物多様性確保への決意と地域コミュニティのシンボル
「フジクラ 木場千年の森」

自然資本を活用する企業としての認識

 フジクラグループは、自らの事業活動が地球環境と密接な関係にあることを深く認識し、地球環境を保護するために最大の努力を尽くすことを目指し、“人にやさしい、地球環境にもやさしい企業グループ”を掲げています。すべての生きものは、直接的、間接的にお互いに支え合って生きており、生物多様性によってもたらされる多くの恵みによって私たちの命も暮らしも支えられています。フジクラグループは、2013年1月に「フジクラグループ生物多様性長期ビジョン・ロードマップ2030」を策定し、生物多様性保全に取り組んでいます。

事業活動に伴う生物多様性への影響

自然資本の利用

  • エネルギー資源:原油、天然ガス、石炭等
  • 鉱物資源:銅、アルミニウム、鉄、錫等
  • 再生可能資源:水、木材等

生物多様性への影響

  • 大気汚染:排ガスや化学物質の大気排出による周辺地域の生態系への影響
  • 水質汚濁:排水による下流域の生態系への影響
  • 気候変動:気候変動に伴う生態系への影響、生物種の減少加速
  • 生息地の喪失:工場建設による土地の利用
  • 生物種の減少および移動:気候変動の影響や、原材料・製品の輸送に伴う種の移動

生物多様性への取り組み

「フジクラ 木場千年の森」の創設

 フジクラグループは、本社敷地の再開発にあたり、地元の学校や地域の皆様からの緑化への要望や、生物多様性への注目が高まったことを受け、2010年11月に、自然空間であるビオガーデン「フジクラ 木場千年の森」を本社敷地内に創設しました。
 「フジクラ 木場千年の森」の名前には、江東区木場の地で地域の皆様と一緒に「豊かな自然が遥か一千年先の未来まで続いていくように」との願いを込めています。
 広さ2,200m2、2つの池とそれをつなぐ小川、浮島、遊歩道などがあり、生きものたちが優先される空間として、数百年前の武蔵野台地の豊かな森や林を再現するために、在来種にこだわり設計しました。現在では、カルガモやカワセミの雛が巣立つほどに森が成長しています。

「フジクラ 木場千年の森」ご案内

  ・開園の時間:  4月~9月 7:00 ~18:00 / 10月~3月 7:00 ~17:00  ※入場は無料
  ・場所:     深川ギャザリア内(江東区木場1-5-1)
  ・ホームページ: http://www.forest1000.fujikura.jp/

「フジクラ 木場千年の森」正面 

カワセミ

ヒヨドリ

フジクラ 木場千年の森」鳥観図

「フジクラ 木場千年の森」と生きものたち

「フジクラ 木場千年の森」と生きものたち

地域の皆様とのコミュニケーション

 「フジクラ 木場千年の森」では、社員や地域の皆様と積極的なコミュニケーションを大切にしています。主に、社員の環境意識の啓発や地元小学校の自然教育活動、行政主催のエコツアーなどにもご利用いただいています。

園児芋掘り

地元小学校の自然教育活動に活用

エコツアーの写真

行政主催のエコツアーに利用

社員の環境意識の啓発

 「フジクラ 木場千年の森」のある本社では、毎月部署単位で社員が「フジクラ 木場千年の森」へ行き、フジクラグループの生物多様性の取り組みを知るキャンペーンを行っています。
 フジクラグループでは、「フジクラグループ環境長期ビジョン2050」を公表し、環境課題の解決を推進しています。持続可能な企業であるためには、社員の環境意識向上も重要であり、社員の環境意識啓発のきっかけとして「フジクラ 木場千年の森」を活用しています。

千年の森を訪れた社員

東京都「江戸のみどり登録緑地(優良緑地)」に登録

 「フジクラ 木場千年の森」が、東京都「江戸のみどり登録緑地」の優良緑地として2017年に登録されました。この制度は、建築物等の敷地において東京に自然分布している植物(在来種)を植栽することで、昆虫や鳥などの動物も含め、東京の生きものに適した環境を回復させることを目的としています。フジクラは、東京都が官民連携で進める在来種植栽プロジェクト「江戸のみどり復活事業」に参加し、在来植栽の普及に向けた方策を関係業界と供に検討してきた取り組みが評価され、登録されたものです。

江戸のみどり登録緑地(優良緑地)ロゴ画像

      江戸のみどり登録緑地(優良緑地)ロゴ

PAGE TOP