グローバルな人財育成
グローバルビジネスを支える人財育成
当社グループは、世界の20を超える国と地域に5万人を超える社員が先進的で有用性の高い商品とソリューションを継続的に開発するために、日々“つなぐ”テクノロジーの分野で顧客に信頼されるものづくりに取り組んでいます。この取り組みをさらに高めて行くためには、グローバルに活躍ができる人財が重要で、そのための人財育成の活動は、当社グループの未来へとつながる経営の重要な柱の一つです。
- 方針
- 「世界で通用する人財を創出するために、グローバルビジネスの一翼を担う自覚のもと、主体的に職務に当たる人財を確保し育成する」
- 目標
- 1.採用の拡大と配属の適材適所化
2.グローバルなローテーション
3.キャリア支援
4.グローバル共通の評価と育成の仕組み作り
5.グローバルな社内教育ネットワークとトレーニングシステム
人財育成の基本理念・方針
グループHRMビジョンのもと、国籍・人種・性別・宗教・年齢などに関わらず、多様な人財を対象に、「一人ひとりが主役」として行動できる当事者意識を醸成し、お互いを尊重し、協力・激励しながら変革を主導する有能な人財を育成する。
人財育成の考え方
人財育成は、各職場で行われる「OJT(On the Job Training)」を中心に置きながら「評価」と「育成」を関連付け、継続的に評価サイクルを回しながら、本人と上司の間で“個人の強みや課題”を認識・共有し、強みを伸ばし課題を改善させ、さらなる成長につなげる取り組みを人財育成のトータルシステムとしています。 |
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人財育成プログラム
テーマ | プログラム内容 | |
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1.キャリア開発支援 | 1)キャリア・スタートアップ支援 | ・集合研修(社会人1年目、2年目のキャリア初期ステージの社員を対象に集合研修) ・メンターによる個別フォロー(OJT) |
2)選択研修 | 評価制度を通じて、上司とともにキャリアステージや役割ごとに必要な知識・スキルを特定し、個別キャリア開発計画を立案し、ニーズに応じた豊富なプログラム(外部の集合研修、Eラーニング、通信教育など)を受講できる環境の整備 (例)論理思考系、コミュニケーションスキル系、問題解決系、チーム・組織運営系、経営・マネジメント系、語学系、IT系 |
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3)次世代経営キャリア支援(選抜研修) | 次世代経営者を育成するための経営塾やそれぞれ分野ごとのリーダーを育成する「リーダー研修」 | |
4)生涯学習プログラム | 定年を数年後に控えた社員を対象としたライフプランセミナー、希望に応じて定年後の就職斡旋サービスの提供 | |
2.コンプライアンス系プログラム | 企業人としての社会的責任に関する各種研修(公正取引関係、輸出管理関係、労務関係など) | |
3.業務専門系プログラム | 関係部門が担当する専門教育(品質・ものづくり、知財、法務、労務、会計) |
自己啓発の推進(インセンティブ制度)
テーマ | 内容 |
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通信教育・外部研修 | ・通信教育は、各人の目的とプランに合わせて、300以上の講座から自由に選択可能です。 ・外部研修は外部で他社のメンバーと研修を受ける制度です。 ・奨励金給付制度 |
語学教育 | ・社内TOEICの実施(年2回) ・英語研修、日本語研修 ・海外派遣型の語学留学 ・奨励金給付制度 |
フェロー認定制度
当社では、技術・研究開発分野において、誰もが認める卓越した専門性と優れた人格を持ち、顕著な業績を上げた者や社外で極めて高い学術評価を得た者を、「フェロー(特別研究者)」として認定し、役員クラス同等の処遇を行っています。現在2名の「フェロー(特別研究者)」が活躍しており、技術・研究開発分野において、さらなる高みを目指す社員の模範的存在となっています。
人財育成活動
2017年度の活動と結果
フジクラは、全社共通の集合研修、通信教育・eラーニングや自己啓発支援プログラムなどの人財育成研修、また関係部門が担当する専門教育(品質・ものづくり、知財、法務)、コンプライアンス研修やリスクマネジメント研修など数多くの研修を行いました。 |
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人財育成活動の主な内容
- 必須研修・新入社員研修、語学研修、社内カンパニー・事業所の研修
- 安全衛生・メンタルヘルス・健康管理研修、BCP・BCM研修
- 経営理念・CSR・ものづくり・品質・環境研修、知的財産・ブランドロゴ研修
- コンプライアンス、リスクマネジメント、eラーニング