ダイバーシティ
フジクラグループ ダイバーシティ推進宣言
フジクラグループ ダイバーシティ推進宣言(2016年12月制定)
- 私たちは国籍・人種・性別・宗教・年齢・出身会社などを問わず、多様な人財が活躍できる組織づくりを推進していきます。
- 色々な背景や考え方をもつ人々が多様な意見を出し合いぶつかりあうことで、ブレイクスルーとなるような創造的・先進的アイディアが生まれると信じているからです。
- 当社グループにとってのダイバーシティの意義
- ・ライフイベントとキャリアを両立しやすい環境整備を行うことで、優秀な人財の採用・定着力強化を図り「収益力」の強化に貢献する。
・多様な人財が協働することで、新しい発想を歓迎する風土、創造的なアイディアが生まれやすい文化を醸成し「新陳代謝力」の強化に貢献する。
女性の活躍推進
方針・目標
フジクラグループの女性の活躍推進に向けた取り組みは、国連を中心とした国際的な動向及びわが国の基本法・基本計画をベースに、当社グループのダイバーシティの基本理念やCSRの活動指針に基づく2020年度の中期ビジョンと合わせ目標を定めています。
- 中期ビジョン
- ・女性社員比率の向上と働きやすい環境づくり
- 目標
- 1.総合職(地域限定含む)の女性比率を、2015年3月時点の1.4倍以上にする。
2.2021年度までに、女性管理職比率を、2015年3月時点の2倍以上にする。
働き方改革プロジェクトの推進
多様な人財活用の専任組織として、2016年4月に「ダイバーシティ推進プロジェクト」を発足し、取り組みを開始しました。 2017年からは、根本的な働き方を改革し、多様なワークスタイルの人財が参画・活躍できる組織風土・文化作りを目指すべく、従前の「ダイバーシティ推進プロジェクト」を「働き方改革プロジェクト」と改称し、取り組み範囲を拡大して施策を行っています。
- 主な取り組み
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1. ダイバーシティ推進に関するトップメッセージの発信2. 男女平等な採用・登用の継続3. 在宅勤務制度導入による柔軟な勤務体制の構築4. 女性社員意識・ニーズ調査アンケートおよびインタビュー5. 組織開発ワークショップトライアル
6. 育児、介護の実態調査
えるぼしの継続取得
「えるぼし」は、女性活躍推進法に基づく行動計画の策定・届出を行った企業のうち、女性の活躍促進に関する取り組みの実施状況が優良な企業に対して、厚生労働大臣が認定する制度で、5つの認定基準を満たした項目数により3段階で認定を受けます。フジクラは、全項目で基準を満たしており最高段階(3つ星)の認定を受けました。
※認定基準:①採用、②継続就業、③労働時間等の働き方、④管理職比率、⑤多様なキャリアコース |
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障害者雇用
フジクラグループは、社会的責任とノーマライゼーション(障害者や高齢者と一緒に助け合うこと)実現の観点から、積極的に障害者雇用と職場環境の整備に取り組んでいます。グループ全体で障害者が働きやすい就業環境の改善を進め、2.3%に引き上げが予定されている法定雇用率の達成はもちろん、社会的責任とノーマライゼ―ションの実現を目標としています。
目標(2020年度中期)
- 障害者雇用拡大
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1. 障害者法定雇用率2.3%の達成2. 就業環境の整備改善3. 特例子会社の安定運用と事業拡大
2017年度の取組み
2017年度の計画と活動実績
2017年度計画 | 2017年度活動実績 | 2018年度計画 |
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1.特例子会社「フジクラキューブ」の安定運用と事業拡大 | 特定子会社と関係会社6社を合わせ8社の活動に事業拡大 | 1.特例子会社「フジクラキューブ」の安定運用と事業拡大(グループ特例適用の拡大) |
2.法定雇用率の遵守 | フジクラグループ2.12%、フジクラ2.03% | 2.障害者法定雇用率の遵守 (今後の雇用率引き上げ2.3%への対応) |
当社の障害者雇用率実績(法定雇用率2.2%:2018年4月1日現在)
2014年度末 | 2015年度末 | 2016年度末 | 2017年度末 | 2018年度4月 |
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1.97% | 2.0% | 2.0% | 2.12% | 2.35% |
障害者支援制度(フジクラ)
支援の制度 | 制度の内容 |
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・特別通院休暇制度 | 障害者の定期的通院サポート(年6日) |
・設備面の充実 | 障害者用トイレ・駐車場・補聴機用電話・休憩室設置 |
・スポーツ競技社員支援制度 | 障害者スポーツ競技を行う社員を支援 |
特例子会社「フジクラキューブ」の活動状況
フジクラグループは、「多様な人材がお互いの個性を積極的に認め合うことでそれぞれの強みを活かし、能力を最大限に発揮できるような組織風土を醸成する」とする『ダイバーシティの基本理念』のもと、障害者を積極的に雇用しています。誰もが活躍できる企業を目指す当社の100%出資の子会社として、佐倉事業所内に、2015年11月2日、株式会社フジクラキューブを設立しました。障害者が地域で暮らし、障害者が地域の一員として共に生活できる「共生社会」実現にむけた国の施策のもと、法定雇用率の引き上げへの対応を図ります。
2016年4月1日現在、従業員数は15名となり、緑化や清掃、社内報発送・印刷事務代行、貸植木リースなどの事業を担っています。フジクラキューブは、2020年には30名程に従業員を増し、業務も拡大し、グループ全体の業務効率化、地域の障害者雇用促進に貢献したいと考えています。
- ※特例子会社とは、障害者の雇用の促進等に関する法律の規定に基づき、障害者雇用で一定の要件を満たした上で厚生労働大臣の許可を得た株式会社のことです。特例子会社は、障害者雇用率算定において、その子会社の障害者数を親会社および企業グループの雇用分として合算することが認められています。
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障害者社員のスポーツ支援
当社は、障害者雇用を進めるなかで、車いす陸上を行っている社員も入社しています。
外国人社員の登用
グローバル経営の推進にあたり、国境を越えた人財マネジメントの重要性が高まるなか、日本国内においても60名を超える外国人社員が活躍しています。現在、外国人社員の採用を推進し、世界各国から、毎年数名が入社しています。
外国人社員の雇用に関しては、留学生の採用だけでなく、インドや中国などの現地に赴き採用活動を推進し、2017年度は5名を採用しています。
2017年度計画と実績
2017年度計画 | 2017年度活動実績 |
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1. グループ共通の人事プラットフォーム構築 | 2017年4月にフジクラ本体に新しい人事制度の導入を完了し、2018年4月より主要な国内のグループ会社に同制度を展開 海外グループ会社についても同様の考え方を順次展開を開始 |
2. 人財育成 ①高度専門家やエンジニア、リーダー人財のモチベーションとリテンションの向上 ②グループ全体で育成・登用の機会の増出 ③人財の適正配置 ④流動化を加速するための、共通プラットフォームの構築 |
①について、エンジニアを中心とした高度専門家の役割評価の軸を事業部毎に作成、更に進化させる活動も順次展開 ④について、同制度を展開した会社は、相互に人材交流が容易になった。また、キャリアチャレンジ制度を制度化し、社内公募を開始。今後は、新制度導入会社にも展開を検討。 |
3. ダイバシティ推進 ①多様な人財の価値観を受けれる風土醸成 ②労働生産性を高める就労環境づくりの構築 |
各種施策を展開 |
4. 人材データベース活用によるタレントマネージメント推進とグループ展開 | 新制度への移行に伴うタレントマネジメントシステムの安定運用を実現し、グループ会社にも順次システムの導入を開始 |
5. 海外子会社の幹部候補者向け研修の実施 | 2017年度で研修を3回実施し、38名の参加 |
6. 海外子会社の人事責任者会議の開催 | ASEAN地区を中心にグループ各社の人事責任者を集めて、グループ共通プラットフォームの紹介を行い、今後の展開のキックオフを実施 |
2018年度計画
2018年度計画 |
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1. 海外における採用活動推進(北米、インド、中国、韓国) |
2. ミャンマーの理工系人材の育成を支援する奨学金制度の推進 |
3. グループ共通の人事プラットフォームの水平展開 |
4. 人財育成 ①高度専門家やエンジニア、リーダー人財のモチベーションとリテンションの向上 ②グループ全体で育成・登用の機会の増出 ③人財の適正配置 ④流動化を加速するための、共通プラットフォームの構築 |
5. 人材データベース活用によるタレントマネージメント推進とグループ展開 |
6. 海外子会社の幹部候補者向け研修の拡大 |
7. 海外子会社の人事責任者会議の定期開催 |