株式会社フジクラ

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ESG

フジクラならではの取り組み

人財の価値を高める健康経営

社員の健康は重要な経営資源

 フジクラグループは「企業の競争力はそこで働く社員の良好な健康状態が基盤となる」という考えのもと、社会に必要とされる企業でありつづけるためには社員の「健康」が重要な経営資源であると認識しています。「社員が活き活きと働いている会社グループ」を目指し、心身の活性化及び健康増進の取り組みを進めています。

健康経営の取組み経緯

内容
2011年 健康経営の専門組織「ヘルスケア・ソリューショングループ」を新設
2013年 個人の健康データをもとに社員個人の健康活動を効果的に支援する「フジクラグループ健康増進プログラム」を独自開発
2014年 「フジクラグループ健康経営宣言」を発表
フジクラグループ全体に健康増進プログラムを拡大し、グループ全体での健康経営の実現を目指す
2015年 事業所勤務者へ自転車通勤の奨励
2016年 歯科検診に加え、歯周病検診を開始

フジクラグループ健康経営宣言

フジクラグループは、社員の健康を重要な経営資源の一つであると捉え個人の自発的な健康活動に対する積極的な支援と、組織的な健康活動の推進で、
「お客様からは感謝され、社会から高く評価され、社員は活き活きと仕事をしている」企業グループを目指します。

「健康経営優良法人2018」への選定

 フジクラグループは、“企業の競争力はそこで働く社員の良好な健康状態が基盤となる”という考えのもと、社会に必要とされる企業でありつづけるためには社員の「健康」が重要な経営資源であるの認識のもと、「社員が活き活きと働いている会社グループ」を目指し、身心の活性化及び健康増進の取り組みを積極的に推進してまいりました。
 今般、これまでの取り組みに対して高い評価を受け、2018年2月20日、経済産業省と東京証券取引所が共同で進める「健康経営銘柄」に選定され、伊藤社長が表彰式に出席されました。
 「健康経営銘柄」は、従業員の健康管理を経営的な視点から戦略的に取り組んでいる企業が選定され、今回は718社の調査回答上場企業の中からフジクラを含む26社が選定されました。
 今回の「健康経営銘柄」及び「健康経営優良法人2018 ~ホワイト500~」認定を契機に、従業員とその家族の健康を、企業競争力の向上につなげ、社会により高い価値を提供できる会社となるべく、健康経営の実践に取り組んでいきます。

健康経営銘柄選定の表彰式

健康経営銘柄選定の表彰式

健康経営銘柄2018

健康経営優良法人

グループで取り組む健康増進プログラム

 フジクラグループ健康増進プログラムとは、ICT技術を活用して健康関連データを蓄積・活用し、効果的に社員個人の自主的な健康活動を支援するものです。社員にプログラム参加に必要となる歩数計を配付するとともに、各事業拠点に体組成計や血圧計等を設置し、常時測定できる環境を配備しています。
 2017年度は、本社地区において身体の柔軟性に課題が見受けられたため、フジクラストレッチ(オリジナル)を新たに開発し、役員および社員がストレッチを行っています。その他、歩数イベントや健康セミナーの実施、腰痛予防のための昇降式デスクの導入支援などを行いました。また、海外赴任者に対してもストレスチェックを実施し、国内外で従業員の健康をフォローする体制づくりを進めています。

グループで取り組む健康増進プログラム

「東京都スポーツ推進企業」に3度目の認定

 東京都が2015年度に創設した「東京都スポーツ推進企業認定制度」において、当社は初年度に引き続き2017年度も「東京都スポーツ推進企業」に認定されました。従業員のスポーツ活動の促進に向けた取り組みやスポーツ分野における支援を実施している企業等を認定するこの制度において、自転車通勤モニタープログラム、企業対抗運動会への参加支援やノルディックウォーキング体験会などの取り組みが評価されました。同時にスポーツ庁より、「スポーツエールカンパニー」の認定を受けました。
 運動不足である「働き盛り世代」のスポーツの実施を促進し、スポーツに対する社会的機運の醸成を図ることを目的として、本年度から、社員の健康増進のためにスポーツの実施に向けた積極的な取組を行っている企業を「スポーツエールカンパニー」(英語名称:Sports Yell Company)と定義されています。

「東京都スポーツ推進企業」に2度目の認定

「東京都スポーツ推進企業」に2度目の認定

「東京都スポーツ推進企業」に2度目の認定

社員の健康増進策

 自らが健康度や疾病リスクを知り、自主的な健康づくりのベースとなる定期健康診断は、法定検査項目に当社独自の検査項目を加えて実施しています。付加検査項目には生活習慣病の早期発見を目的とした検査項目を加え、予防管理や一人ひとりの健康意識の向上に向けた取り組みを展開しています。

運動機能検査測定会

 運動機能検査と称し従業員の体力測定を毎年実施し、握力・柔軟性・脚力・バランスの4項目を測定しています。社員に結果票を配布し全国平均値に対し各自の現状把握を認識してもらうようにしています。一方、事業所毎の傾向を分析し、どのような集団か把握する事で次善の策を提案出来る状況にしています。2017年度は、本社地区において柔軟性の課題が見受けられた為に、フジクラストレッチ体操を新たに準備し昼食後に従業員がストレッチ出来る環境をつくりました。

歩数イベント

 配付された歩数計を各自が携えてバーチャルな空間を歩き競い合うという歩数イベントは、2013年度の第1回目から数えて2017年度までに9回開催しました。2017年度は2016年度から始めた「フジクラグループの仲間をつむぐ」をテーマに青森を舞台としました。1日平均8,000歩を80日間続けることで「完歩」できるというイベントで、部署対抗戦や誕生日チーム戦など新たなコミュニケーションのきっかけづくりとしても機能しています。

歩数イベント青森地図

各種セミナーの開催

 フジクラグループ社員に「健康」を今以上に自分事として考えて頂くきっかけにしてもらう為に各種セミナーを提案若しくはご要望があったテーマを準備して展開しております。
 2017年度は、女性比率の高い事業場には「女性の健康セミナー」が、立作業が多い事業場には「腰痛セミナー」が、健診の問診結果から良い睡眠が取れていない従業員が多い事業場には「睡眠セミナー」等を実施し、社員の意識変容のきっかけづくりを提供しています。

女性の健康セミナー

各種セミナーの開催

健康セミナー

昇降式デスクを使った立ち作業のモデル職場展開

 フジクラグループでは、欧米を中心に研究が進む座りっぱなしによる身体への影響をモニタリングするため、2015年度より健康経営推進室をモデル職場としてオフィスの立ち作業化による効果検証を進めています。その時の業務内容によって「立つ」「座る」を各自が意識的に選ぶことで、メリハリをつけて仕事を進められるようになったり、ぐっすりと眠れるようになったりといった効果が見えてきました。2016年度は希望者を中心に昇降式デスクの各職場への導入支援を行い、2017年にはグループ会社の西日本電線本社(大分)にて実地調査を行しました。その結果、メリットがあることがわかり、本社に100台規模の昇降式デスクを購入し、東京・大阪両支店にも導入しています。

西日本電線で導入された昇降式デスク

西日本電線で導入された昇降式デスク

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