フジクラグループCSR 国際連携の活動 国際的なイニシアチブやガイドラインの導入と活用 当社グループは、持続可能な社会の実現と私たちグループの継続的発展を両立させることが、当社グループの社会的責任(CSR)であると捉え、グループのCSR理念や基本方針、活動指針の下、さまざまなCSR活動への取り組みを進めています。また、私たちの事業活動は、20ヶ国以上の国と地域でグローバル事業を加速しています。それに伴い、私たちのCSR活動に対する社会やステークホルダーからの期待や要請も大きくなり、しかも深化し複雑化してきています。私たちは、このような社会からの期待や要請にしっかりとまた迅速に応えていくために国際的なイニシアチブやガイドラインを積極的に導入・活用し、取り組みを進めています。グローバル化を推進する当社グループが、導入し活用を進める主な国際的なイニシアチブやガイドライン等は、以下の通りです。 GRI「サステナビリティ・レポーティング・ガイドライン」 ISO「社会的責任(SR)の国際規格ISO26000」 国連「国連グローバル・コンパクト10原則」 国連「ビジネスと人権に関する指導原則」 OECD 「多国籍企業行動指針」 ILO「多国籍企業及び社会政策に関する三者宣言」 他 導入と活用状況 当社グループのイニシアチブやガイドラインの活用状況は以下の通りです。 イニシアチブ・ガイドライン 活用状況 活動に導入 報告書基準 対照表掲載 導入し活用 報告書を作成 GRI「サステナビリティ・レポーティング・ガイドライン」 ○ ○ ISO「社会的責任(SR)の国際規格ISO26000」 ○ ○ ○ ○ 国連「国連グローバル・コンパクト10原則」 ○ ○ ○ ○ 国連「ビジネスと人権に関する指導原則」 ○ ○ OECD「多国籍企業行動指針」 ○ ○ ILO「多国籍企業及び社会政策に関する三者宣言」 ○ ○ IIRC「国際統合報告フレームワーク1.0」 ○ ○ 英国企業財務報告評議会「スチュワードシップコード」 ○ 金融庁「日本版スチュワードシップコード」 ○ 東証・金融庁「コーポレートガバナンス・コード」 ○ ○ FTSE社責任投資指数「FTSE4Good」 ○ EICC「EICC行動規範」改訂(V5.0) ○ ○ 国連「第3回国連防災世界会議」と「仙台防災枠組み」 ○ EU:男女平等の考え方と政策 ○ 国連「責任投資原則(PRI)」 ○ 国連「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」の「WEPs7原則」 ○ 国連「ナイロビ将来戦略勧告」 ○ 環境省「環境報告ガイドライン」2012年度版 ○ ○ 非政府系団体CDP ○ ○ 国連「気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)」 ○ 国連「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC) ○ OECD「環境アウトルック2050」 ○ 国際エネルギー機関(IEA)「ブルーマップシナリオ」 ○ 国連「国連ミレニアム生態系評価」 ○ 国連環境開発会議(UNCED、地球サミット)「生物多様性条約」 ○ 日本「生物多様性国家戦略2012-2020」 ○ 世界経済フォーラム「グローバル・リスク・レポート2015」 ○ 世界経済人会議と世界資源研究所「スコープ3」 ○ 国連「持続可能な開発目標(SDGs)」 ○ ○ OECD「BEPS行動計画」 ○ 国際的な枠組みづくりの活動 当社は、2013年9月3日、国連が提唱する「人権」、「労働」、「環境」、「腐敗防止」に関する普遍的な国際原則である「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」への支持を表明し、署名を行ないました。当社グループは、国連と日本の組織であるグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GC-NJ)とともに、国際的な枠組みづくりの活動を行っています。 【主な活動】 当社グループは、CSRサプライチェーン・マネジメント活動として、日本、中国、タイ国で、取引先を中心にパートナーズミーティングを開催しました。ミーティングでは、「人権」や「腐敗防止」などへの取り組みの重要性など国連グローバル・コンパクト10原則をベースに、参加企業へのCSRへの取り組み要請と当社グループのCSR活動への協力をお願いしました。 2015年9月26日、国連で開催された国連サミットで2016年~2030年の15年間に国や自治体、企業、団体が取り組むべき国際的な課題『持続可能な開発のための2030アジェンダ』(持続可能な開発目標[SDGs]*の17目標・169ターゲット)が採択されました。CSRを推進している当社グループは、普及のためにキャンペーンを実施すると共に開発目標として制定された17目標・169ターゲットに対して、“できていること”、“今後の取り組み”、“取り組み対象でない”を明確にし、マトリックス手法等を使って、今後積極的な取り組みを行う分野やテーマ(優先課題)を特定し、国際社会と連携した取り組みで2030年に課題の克服に向けた取り組みを進めています。 *SDGs:Sustainable Development Goals 国連グローバル・コンパクトへの支持と活動 当社は、2013年7月のCSR委員会(経営会議)を経て、国連が提唱する「人権」、「労働」、「環境」、「腐敗防止」に関する普遍的な国際原則である「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」への支持を表明し、同年9月3日に支持する旨の署名を行ないました。同時に「国連グローバル・コンパクト」の日本ネットワークである「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GC-NJ)」 に加盟しました。当社は、『各企業・団体が責任あるリーダーシップを発揮すことで、世界市民の良き一員として行動し、持続可能な社会を実現するために、 10原則をベースとする世界的な枠組み作りに参加する』という「国連グローバル・コンパクト」の趣旨・目的に基づき、活動を進めています。 役員による講和 毎年9月に実施する啓蒙・普及のキャンペーンポスター ■普及・定着のための活動 活動主体 活動の内容 ①トップの活動 社長講話で「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」についてその意義を紹介 ・新入社員教育の社長講話 ・社員・グループ会社社員に向けた社長講話 ・取引先に向けたパートナーズミーティングの講話 ②CSR委員会の活動 CSR委員会が行う「国連グローバル・コンパクト」の普及・定着のための活動 ・新入社員研修のCSR教育 ・社員に向けたCSR教育 ・毎年9月に普及定着キャンペーン ・社内イントラネットで社員へ向けた情報発信 ・国連GCの「10の原則」とグループ活動の対応表の作成 ③調達部門の活動 調達部門主催の調達先を集めて開催する「パートナーズミーティング」で内容紹介 ・社長、担当役員が「国連GC」の内容紹介 ■10原則に対応するグループ方針と主な活動 国連グローバル・コンパクト10原則 各原則に対応した当社グループの方針・指針 主な活動 人権 原則1:人権擁護の支持と尊重 企業は、国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重すべきである ■フジクラグループCSR活動指針 ⑭すべての人の人権を尊重し、強制労働・児童労働などの人権侵害を絶対に許しません。 ■人事政策の基本的理念 ・人権方針を策定 ・英国現代奴隷法ステートメントを策定 ・世界人権デーキャンペーンを12月実施 ・人権週間キャンペーンを12月実施 ・障がい者雇用、外国人社員登用推進 ・グループで女性の活躍推進 ・グループで健康経営推進 ・社内人財育成研修 ・働きやすい職場環境作りを推進 ・ノー残業デーを毎週実施 ・知的障がい者スポーツ支援 ・紛争鉱物調査を推進 原則2:人権侵害への非加担 企業は、自らが人権侵害に加担しないよう確保すべきである ■社員に対する安全衛生管理および倫理的配慮に関する基準 ■フジクラグループ労働時間適正化活動方針 ■フジクラグループハラスメント防止ポリシー ■フジクラグループ健康経営宣言 ■フジクラグループ紛争鉱物不使用方針 労働 原則3:組合結成と団体交渉権の実効化 企業は、組合結成の自由と団体交渉の権利の実効的な承認を支持すべきである ■社員に対する安全衛生管理及び倫理的配慮に関する基準 ・十分な協議を重視した労使協議 ・人事政策の基本的理念推進活動 ・安全衛生管理および倫理的配慮 ・CSR基本方針・活動指針の推進 ・CSR基本方針等を社内イントラで紹介 ・夜7時以降の強制消灯の実施 ・取引先へCSR取組みの要請 ・グループ会社の女性管理職比率調査 ・外国人社員の登用制度を推進 ・海外現場力育成学校で人財育成 ・調達先のCSRアンケートを実施 原則4:強制労働の排除 企業は、あらゆる形態の強制労働の撤廃を支持すべきである ■社員に対する安全衛生管理および倫理的配慮に関する基準 原則5:児童労働の実効的な排除 企業は、児童労働の実効的な廃止を支持すべきである ■社員に対する安全衛生管理および倫理的配慮に関する基準 原則6:雇用と職業の差別撤廃 企業は、雇用と職業における差別の撤廃を支持すべきである ■社員に対する安全衛生管理および倫理的配慮に関する基準 ■フジクラグループCSR活動指針 ⑫すべての社員が自主性と創造性を十分発揮できる、差別のない、明るい職場作りを目指します。 ⑬社員の機会均等及び仕事と私的生活との調和に努めます。 環境 原則7:環境問題の予防的アプローチ 企業は、環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持すべきである ■フジクラグループ地球環境憲章 ■フジクラグループ環境管理活動指針 ■フジクラグループ製品含有化学物質管理に関するポリシー ・グループ環境管理指針で目標推進 ・化学物質の管理、VOC管理を実施 ・グループでライトダウン実施 ・「グループ地球環境委員会」活動 ・ビオトープ「千年の森」を地域に開放 ・ビオトープ説明会を年2回開催 ・調達先の環境調査と改善要請 ・グループ拠点の監査と影響評価 ・東京都の在来種拡大プロに参加 ・事業所に緑地のビオトープ推進 原則8:環境に対する責任のイニシアティブ 企業は、環境に関するより大きな責任を率先して引き受けるべきである ■製品含有化学物質管理規程 ■フジクラグループ生物多様性確保ガイドライン ■環境負荷物質ガイドライン ■生物多様性で「ロードマップ2030」 ■フジクラグループ環境長期ビジョン2050 原則9:環境にやさしい技術の開発と普及 企業は、環境に優しい技術の開発と普及を奨励すべきである ■フジクラグループ環境管理活動指針 ・環境対応製品拡大指針 ・グリーン製品、グリーンマインド製品の認定・登録 ・環境対応製品の開発、販売促進 ・製品含有化学物質管理を推進 腐敗防止 原則10:強要・賄賂等の腐敗防止の取組み 企業は、強要と贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組むべきである ■フジクラグループCSR活動指針 ①各国・各地域の法令、ルール及びそれらの精神を遵守し、誠実な企業活動を行います。また社会の一員であることを自覚し、倫理観及び社会的良識をもって行動します。 ■フジクラグループの腐敗防止に関するポリシー ■フジクラ行動規範 ・グループの腐敗防止ポリシーを制定 ・コンプライアンスの必須研修、eラーニング実施 ・腐敗防止ポリシーを社内イントラ掲載 「持続可能な開発目標(SDGs)」への当社グループの取り組み 「SDGs」と当社グループ 「持続可能な開発目標(SDGs)※」は、2030年に向けた地球規模での優先課題やあるべき姿を明確にし、それらを人類共通の目標・ターゲットとして、参加できるすべての組織や人がそれぞれの立場で連携して取り組もうとする地球規模での国際行動です。「SDGs」は、その前身であるミレニアム開発目標(MDGs)が国を中心とした活動であったのと異なり、当社グループのような企業も、その創造性とイノベーション力によって課題解決に役立つことが期待されています。また、「SDGs」は、気候変動や環境悪化など企業活動に関連する幅広い課題を対象にしているために、企業の経営戦略とも連携して取り組むことができます。 *SDGs(Sustainable Development Goals) 企業が享受できるメリットには、以下のようなものが考えられます。 ①将来のビジネスチャンスへの可能性 ②気候変動など企業活動と関連するテーマを扱うため、企業の経営課題とも連携できる ③企業の継続的な発展に必要な社会の安定と市場の拡大にもつながる ④企業はSDGsと経営課題の統合を通して、顧客や社員などステークホルダーの評価と支援が期待できる など 「SDGs」策定と当社グループのかかわり 2015年9月26日、国連本部で開催された国連サミットで、持続可能な開発のための2030アジェンダ「持続可能な開発目標(SDGs)」の17目標・169ターゲットが採択されました。SDGsは、2016年から2030年までの15年間に、国や自治体、企業、団体、個人が参加して取り組む国際的課題、人類の取り組み目標です。この「持続可能な開発目標(SDGs)」の策定では、各国の代表はもとより、団体や企業から個人まで参加しています。中でも国連グルーバル・コンパクトは、その中心的役割を果たしました。当社グループは、国連グルーバル・コンパクトの一員として、“企業として取り組みが可能な目標・ターゲット”に関する検討結果を提供することで、「持続可能な開発目標(SDGs)」の策定の活動に参加しました。 国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」策定に向けて 2015年に終了するミレニアム開発目標(MDGs)の後を受けて、2016年から2030年までの15年間に国連を中心に総ての加盟国で取り組むポスト2015年開発アジェンダ「持続可能な開発目標(SDGs)」が決定されるまで当社グループは、2015年9月の国連サミットからその動向をウォッチすると共に、今後の取り組みについての検討を開始しました。 SDGsを推進するガイドライン「SDG Compass」 当社グループは、「持続可能な開発目標(SDGs)」への取り組みを進めるためのガイドラインとして「SDG Compass(コンパス)」を活用しています。このSDG Compassは、私たち企業グループがSDGsをどう活用しながら進めていけば良いかのプロセスをわかりやすく示す手引書「SDGsの企業行動指針」です。このSDG Compassは、国連グローバル・コンパクト及びGRI(グローバル・レポーティング・イニシアチブ)、WBCSD(世界経済人会議)の3者の協働で作成されました。また、SDG Compassは、企業がいかにしてSDGsを経営戦略と整合され、またSDGsへの貢献を果たしていくかのプロセスを「5つのステップ」として示しています。 SDG Compassの企業責任の考え方 SDG Compassは、企業の規模、業種、進出地域を問わず関連法を遵守し、国際的に定められた最低基準を維持し、普遍的な権限を尊重すること(責任)を企業に求めています。この考え方は、当社グループが定めるCSR理念及び基本方針の考え方と同様です。また、当社グループは、国連グローバル・コンパクト、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」、OECD「多国籍企業行動指針」、ILO「多国籍企業及び社会政策に関する原則の三者宣言」等の国際的なガイドライン・イニシアチブをCSR推進の基本としていますので、進め方においてもSDG Compassが求めている考え方に添うものです。 当社グループの進め方 当社グループは、SDGsへの取り組みを進める上で「SDG Compass」の「5つのステップ」(図1)を活用し、各ステップの順に取り組みを進めています。 ■SDG Compassの5つのステップ ステップ1:SDGsを理解する ステップ2:優先課題を決定する ステップ3:目標を設定する ステップ4:経営へ統合する ステップ5:報告とコミュニケーションを行う [図1]SDG Compassの「5つのステップ」 当社グループの取り組み SDGsの「優先課題」を決定する取り組みは、以下に示す3つの分析を経て決定しました。 (1)SDGsと当社グループ「マテリアリティ」、「20中期CSR重点方策」との関係 当社グループのCSR委員会は、フジクラグループCSR基本方針で定めた「4つの重点分野(マテリアリティ)」とSDGs17目標との関係を確認しました。SDGs17目標のどのテーマも「4つのマテリアリティ」の各分野に関連するものであることを確認しました。また、当社グループが2020年度を最終年度として取り組む「CSR重点方策」の中期目標12テーマとSDGs17目標との相関を確認しました。その結果、各テーマは相互に関連するものが多くあり、当社グループのCSR中期目標の取り組みの中で、SDGsへの貢献も可能であることがわかりました。 [図2]4つのCSRマテリアリティ、SDGs17目標、20中期CSR重点方策 の相互関係 (2)SDGs17目標の「マトリックス分析」と「“高い”の評価数による分析」 当社グループは、SDGs17目標の中から優先的にグループで取り組む課題「優先課題」の決定する上で、SDG Compassのガイドラインに沿ったマテリアリティ・マトリックス手法を使いました。これは、SDGs17目標を「社会の関心度」及び「自社事業の影響度」の2軸に関して、CSR委員会委員の4段階評価を行い、その平均点の分布からテーマの絞り込みを行う「平均点マトリックス分析」[図4]の方法です。さらに、各委員が「非常に高い」又は「高い」と評価した数を集計しその重要度を評価する分析方法も実施しました。 [図3]SDGs17項目のマトリックス分析 (3)サプライチェーンSDGsマッピング分析 SDGsの優先課題の決定 当社グループは、SDGs17目標の中から「優先課題」を決定するために、①「マトリックス分析」、②委員が関心度・影響度が高いと評価した数の多さで分析する「“高い(重要)”の数での分析」、③「サプライチェーンSDGsマッピング分析」の3つを総合的に分析、評価しました。その結果、「SDGsの優先課題」には、右記に示した6項目を選択しました。 【6項目の主な取り組み状況】 目標5 ジェンダー平等を実現しよう 「ダイバーシティ」宣言 多様な人財の採用 女性活躍推進「えるぼし」取得 障がい者雇用推進 目標6 安全な水とトイレを世界中に 水の使用量の改善目標の設定 水リスクの内容調査 目標8 働きがいも経済成長も 「イクボス企業同盟」に加盟 テレワーク勤務のトライアル 子育てサポート企業「くるみん」認定 健康経営優良法人2017「ホワイト500」認定 目標13 気候変動に具体的な対策を CO2総排出量削減(国内外) 目標16 平和と公正をすべての人に 全員参加の経営理念MVCV啓発 海外グループへ展開 目標17 パートナーシップで目標を達成しよう パートナーミーティングの実施 パートナーのCSR活動の推進 啓蒙活動 役員ダイアログのなかでSDGsを取り上げて理解促進 新入社員研修時にSDGsについて説明 SDGsキャンペーン・ポスターの掲示 SDGs社内浸透のための解説ブログを配信 各種CSRポスターに関連するSDGsロゴを掲載 SDGs社外イベントに参加 など 国連防災戦略「仙台防災枠組み」への対応 4つの優先行動 当社グループの対応表 2016年度 1.災害リスクの理解 ・2011年の東日本大震災、タイ国大洪水の被災経験を忘れない ◎ ・毎年3月11日、防災減災のトップメッセージを全グループ社員に発信 ◎ ・南海トラフ巨大地震、首都直下地震の予想被害情報を毎年継続発信 ◎ 2.災害リスク管理ガバナンス ・フジクラグループ防災指針の制定 ◎ ・グループのリスク管理 ◎ ・全グループで事業継続計画BCP、BCMの作成 ○ 3.強靭化に向けた防災投資 ・国内グループ拠点の耐震構造化(完了) ◎ ・被災時の本社機能維持体制準備(完了) ◎ ・社員が常時携帯する「防災カード」、緊急連絡網、安否確認システム(完了) ◎ ・車いす社員の階段避難用器具設置(完了) ◎ ・タイ国洪水対策(防水壁設置、電源設備高所移設、工場移転等々完了) ◎ 4.効果的な対応準備強化と復興 ・経営会議メンバーの訓練、グループ防災訓練、拠点ごとの防災訓練 ◎ ・津波対象地域拠点は津波への対策訓練毎年実施 ◎ ・熊本地震の被災グループ会社の復興(2016年5月) ◎ ※◎:完了、継続実施 ○:取り組み拡大中 〔地域社会との連携〕 ・被災時に当社立体駐車場を解放することを江東区(東京都)と協定(安心協定) ・被災時には地域社会にも提供する防災用品を備蓄 ・地域行政との防災ネットワークを維持、共有 他 次のページへ→