CSR統合報告書2017について 編集方針 フジクラグループCSR統合報告書2017をお届けします。 本報告書は、事業活動に関わるステークホルダーへの説明責任を意識しつつ、世界的に高まる株主・投資家視点の情報開示要請に合わせた「ESG(環境・社会・ガバナンス)」を基準に、社会的責任の国際規格ISO26000の「7つの中核主題」での分類・編集、国際統合報告評議会(IIRC)の統合報告フレームワークに基づく非財務情報を充実しました。 新しく記載した活動テーマ(2016年度) ESG分類 分野 新しい活動のテーマ(2016年度) 環境 水リスク CDPウォーターへの対応 社会と連携 地域イベントで「木場千年の森」を案内 情報開示 グリーン関連製品の売上比率 生物多様性 「佐倉千年の森」プロジェクトの立ち上げ 社会 ダイバーシティ 社長「ダイバーシティ推進宣言」 女性活躍推進「えるぼし」認定 人権の尊重 「フジクラグループ人権方針」制定 「英国現代奴隷法」ステートメント公表 働きやすい 「イクボス宣言」公表 育児と仕事の両立支援「くるみん」認定 健康経営 健康経営優良法人「ホワイト500」認定 優秀ファシリティマネジメント大賞 安全衛生 本質安全の取り組み 社会への責任 経団連1%クラブ加入 社会との連携 地域文化センターイベント参加 地域ボランティア団体との連携 江東社会貢献ネットワーク(こらぼら)加入 ガバナンス 目指す経営 「2030年ビジョン」制定 公正な事業慣行 税の透明性 社会の評価 FTSE4Good, MS-SRI選定継続 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が設定した2つのESG指数に選定 ガバナンス 監査等委員会設置会社へ移行 本報告書 WEB版(HTML版)和文、英文 冊子版(ダイジェスト版) 和文24ページ/PDF ■対象期間: 2016年度(2016年4月1日~2017年3月31日)を中心に、一部2017年度の活動についても報告します。 ■発行時期: 2017年9月 (次回発行は2018年9月予定) ■報告範囲: フジクラグループ100社(当社及び連結子会社99社) 「当社」はフジクラ単体、「当社グループ」又は「フジクラグループ」は、フジクラ+国内・海外の連結子会社。 なお、それ以外の関係会社を含むことがあります。 ※例外として、グループ会社の一部を示すときは対象会社を付記します。 ※「環境」の対象グループ会社は、「7.環境」の「環境活動対象のグループ会社」に記載。 ■報告書の種類:・WEB版(フルHTML版)和文、英文 ・冊子版(ダイジェスト版) 和文24ページ/PDF ■URL: http://www.fujikura.co.jp/csr/index.html ■問合せ: (株)フジクラ CSR推進室 E-mail: fjk.csr@jp.fujikura.com ■参照ガイドライン: ・GRI「サステナビリティ・レポーティング・ガイドライン4.0」(G4) ・国際標準化機構(ISO)「ISO26000(社会的責任に関する手引)」 ・環境省「環境報告ガイドライン2012年度版」 ・国際統合報告評議会(IIRC)「国際統合報告フレームワーク1.0」 本報告書の作成のプロセス 当社グループは、次期報告書の検討を進めるにあたり、当報告書の作成過程で出てきた課題や第三者意見などの専門家のご意見、また、ステークホルダーからのご提言、関連のガイドラインの動向等の情報を集めることからスタートしました。その後、報告書の編集会議、CSR委員会の専門委員会、そして経営者で構成するCSR委員会(経営会議)での論議を経て、次期CSR統合報告書の「編集方針」が決定されました。 関連する報告書 報告書の位置付け その他の報告書 / コーポレート・ガバナンス報告書 Annual Report2017(冊子版・PDF) 有価証券報告書 第169期(PDF) コーポレート・ガバナンス報告書(PDF) 第三者意見への対応 CSR統合報告書2016の「第三者意見」での提言と当社グループの取り組み [提言1] 今後に向けた課題は、CSRや環境の目標設定の内容が、いずれもコーポレート活動の域に留まっている点です。事業領域にサステナビリティ要素をビジネス機会として組み込むなどCSVの発想を織り込んだ目標設定を行うことで、CSR重点方策と2020中期経営計画とのさらなる一体化を図ることができると考えます。 →[当社グループの取り組み] 専門家に、当社グループの業態に基づくCSVの進め方をお聞きした上で社内関係部門とCSVへの取り込みに関する検討を進めました。 [提言2] CSRの本質的な取り組みが求められることと同時により洗練された情報開示が望まれます。環境データのページではサイト別に規制値と自主基準値を掲載するなど、詳細な情報開示を行っていますが、データ集として環境データに限定せず、グループ全体のESGの主要データを経年で示すことで、閲覧者は全体像の把握が容易になります。 →[当社グループの取り組み] ESGに関する主要データについて、ESGデータを経年で見られるようにしました。 社外からの評価 外部機関・団体から以下の評価、社会的責任投資(SRI)の銘柄組入れがありました。 評価名 当社の評価 CSR企業ランキング2017年版(東洋経済新報社) 115位 / 1408社 EIRIS Global Platform ESG総合レーティング評価 評価 B / 5段階評価 CDP(Carbon Disclosure Project) ランクC / 8段階評価 ■FTSE4GOOD Global Index 組み入れ(2016年6月~継続) FTSE4GOOD Japan Index 組み入れ(2016年6月~継続) ■モーニングスター社会的責任投資株価指数構成銘柄 組み入れ(2016年1月~継続) Morningstar Socially Responsible Investment Index ■年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)ESG指数 組み入れ(2017年6月) ・FTSE Blossom Japan Index ・MSCI 日本株女性活躍指数(愛称WIN) ■経済団体連合会の社会貢献活動団体「1%クラブ」に正式加入(2017年7月) ■えるぼし認定(2017年3月) 厚生労働大臣「女性活躍推進法に基づく認定(えるぼし)」最高段階認定取得 ■くるみん認定(2016年3月) 厚生労働大臣「子育てサポート企業」くるみんマーク認定(2回目) ■「健康経営優良法人2017」ホワイト500認定(2017年2月) 日本健康会議(認定制度設計は経済産業省)「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、 戦略的に取り組んでいる大規模法人『健康経営優良法人2017 ~ホワイト500~』」認定