環境長期ビジョン2050 「フジクラグループ環境長期ビジョン2050」制定 フジクラグループCSR委員会は、フジクラグループ地球環境委員会他の提言を受けて、2016年7月19日に「フジクラグループ環境長期ビジョン2050」を制定し、未来に向けた取り組みをスタートしました。 フジクラグループ環境長期ビジョン2050 2016年7月19日制定 前文 フジクラグループは、1885年の創業以来、電線ケーブル、電子配線部品、自動車電装部品など“つなぐ”テクノロジーを通じ顧客の価値創造と社会に貢献して参りました。加えて、2009年より、人にやさしい、地球環境にやさしい企業グループとして、持続可能な社会の実現に向けた「企業の社会的責任」(CSR)の取り組みを進めています。 経済協力開発機構(OECD)等国際機関の予測では、地球環境は今、危機的な状況に向かいつつあります。温室効果ガスによる気候変動に起因する異常気象は、私たちの日常生活への脅威となり、また人口増加や経済活動の増大と共に水不足や資源枯渇、深刻な大気汚染、生物多様性の劣化など、環境問題は広範囲にわたり、地球規模で深刻化しています。 このような現状を踏まえ、グローバルに事業を進めるフジクラグループは、地球市民の一員として、2050年の未来を見据え、環境負荷の最少化に向けた「4つのチャレンジ」に取り組みます。 さらに、“第4の創業”を迎える2065年には、グループの環境負荷削減を進めて、地球環境への負荷をゼロから、さらにマイナスへのチャレンジ(地球環境にプラス効果)を進めて参ります。 2050年に向けた「4つのチャレンジ」の目標と主な活動 【チャレンジ1】工場CO2排出総量「2050年ゼロチャレンジ」 2030年は、わが国が産業界に求めるCO2削減目標以上にチャレンジ(2013年度比) 【主な活動】 ①製品の環境性能向上 ②再生可能エネルギーの活用 ③水素エネルギー活用 これら3本の柱によりCO2を削減する。 【チャレンジ2】工場の水使用の最小化と排水管理 ~使わない、くり返して使う、きれいにして自然にもどす~ 【主な活動】 ①生産工程の水使用の最小化と再利用 ②雨水利用を含む工場排水のリサイクル ③自然に良い水質で排水 他 【チャレンジ3】工場の人と自然の共生 【主な活動】 ①全グローバル拠点でビオトープ「千年の森」の充実と活用 ②地域の自然環境保全活動を推進 ③未来世代への自然環境教育を推進 他 【チャレンジ4】資源の有効活用と資源循環 【主な活動】 ①エコ素材活用 ②環境対応とロングライフな製品づくり ③リサイクル技術開発 他 第4の創業(2065年)に向けたチャレンジ “第4の創業”を迎える2065年には、フジクラグループは環境負荷削減を進めて、地球環境への負荷をゼロから、さらにマイナスへのチャレンジ(地球環境にプラス効果)を進めます。