編集方針
フジクラグループの2013年度版CSR報告書をお届けします。
本報告書は、前回と同様に社会的責任(SR)の国際規格ISO26000の7つの中核主題とその分類に基づく編集方法を今回も継続しつつ、ステークホルダーへの報告内容の充実を目指して、次のような編集方針と内容としました。
- 当社グループの機構改革である「社内カンパニー制の導入」については、トップからの「トップメッセージ」の中で報告しています。
- 前回の「第三者意見」への対応については、この「編集方針」に続けて報告しています。
- 本報告書の「特集」に掲載しました「ステークホルダー・ダイアログ」でのご提言への対応については、「6.環境」の中の「ステークホルダー・ダイアログの提言と取り組み」(2013年6月時点までの取り組み状況)で報告しています。
また、私たちのCSR活動をステークホルダーの皆様によりご理解を頂くために、WEB版(HTML版)では次のような新たな取り組みについても掲載しています。
その主なものは、以下の通りです。
- 第1回目となる「ステークホルダー・ダイアログ」の内容は、「特集」として掲載しました。
- 「4-7.情報開示とコミュニケーション」では、ステークホルダー別の情報開示の状況をよりわかり易く報告しています。
- 前回の「第三者意見」のご意見の一つである「マテリアリティ」については、「4-4.CSRの考え方と取り組み」の中の「マテリアリティとその活動」で報告しています。また、マテリアリティとCSR重点方策との関係も報告しています。
- グループ企業のCSR活動を従来より多く掲載しています。
- 生物多様性の新たな取り組みとして、「フジクラグループ地球環境憲章」の生物多様性条項の追加、子供向け新サイト「いきものワンダーランド」のオープン、さらに「ビオトープ説明会」の開催などについても報告しています。
- 社会貢献活動では、「藤倉学園へのかかわり」と共に新たに「フジクラ財団への支援」を紹介しています。
- 事業継続計画(BCP)の項目では「グループ事業継続ポリシー」を掲載し、また調達活動の項目では「フジクラグループ調達基本方針」を新たに掲載しています。
- CSR報告書の開示の網羅性への配慮から本報告書では前回に引き続き、「GRIガイドライン対照表」、「ISO26000対照表」及び「CSR活動指針対照表」を「対照表一覧」の中で報告しています。
当社グループのCSRへの取り組みの拡大にともない、前回より本報告書のメインを冊子からWEB版(HTML版)へ変更していますが、本報告書では内容のさらなる充実を図っています。冊子版と共にWEB版(HTML版)もぜひご覧下さい。
- CSR報告書の対象期間
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2012年度(2012年4月1日~2013年3月31日)のCSR活動を中心に掲載し報告しています。
- CSR報告書の発行時期
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2013年9月
(次回は、2014年9月を予定しています。)
- CSR報告書の対象範囲
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当社及び連結子会社84社 合計85社
(内訳:国内 22社、海外 63社)
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[環境データ]
当社及び環境活動対象の連結子会社42社 合計43社
(内訳:国内 22社、海外 21社)
環境活動対象の非連結子会社 2社
(内訳:国内 2社)
※環境活動対象の連結子会社及び非連結子会社は、「6.環境」の「環境管理活動対象のグループ会社」に記載しています。
- 参考ガイドライン
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GRI(Global Reporting Initiative)「サステナビリティ・レポーティング・ガイドライン第3.1版(G3.1)」
環境省「環境報告ガイドライン2012年度版」
- お問合わせ
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株式会社フジクラ コーポレート企画室CSR推進チーム
E-mail:fujikura_csr@fujikura.co.jp
- 当報告書および関連報告書について
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当社グループのCSR活動に関する報告書は、WEB上に『フジクラグループCSR報告書2013』があります。また、冊子版であるダイジェスト版とそのPDFがWEB上にあります。
関連の報告書として株主・投資家向けの財務情報をご報告する『アニュアルレポート2013』(英文)がWEB上にあります。
- 1.ISO26000中核主題とCSR重点方策とが統合され、マテリアリティの明示
≫「マテリアリティとその取り組み」でマテリアリティを明示し、ISO26000中核主題とCSR重点方策との関係を「フジクラグループ重点方策と取り組み・評価」で報告しました。
- 2.CSR重点方策の総括を示す
≫「フジクラグループ重点方策と取り組み・評価」で総括を報告しました。
- 3.CSRは中長期的視点で目指すべき方向(ビジョン)を持ちつつ、短期的には具体的な目標を設定し着実に取り組みを進めていくこと
≫「新フジクラグループCSR重点方策の策定について」で中期計画策定ビジョンと策定経緯を示し、年度毎の目標設定と取り組みの結果、その評価を「フジクラグループ重点方策と取り組み・評価」で報告しました。
- 4.人権、労働慣行の取り組みについては、海外の従業員割合が多いことから、データ含めて対象範囲の拡大が課題
≫対象範囲の拡大の第一歩として、まずグループ従業員の地域別内訳を「会社概要」の「グローバルなフジクラグループ」の中で報告しました。
- 5.「女性の活用」のさらなる取り組みの深化を期待
≫2015年度達成に向けた重点的な取り組みテーマに「女性の活用」があり、現在その取り組みを進めています。取り組み状況は「フジクラグループ重点方策と取り組み・評価」で報告しました。
- 6.今後、ますますサプライチェーンへの対応が注目されるためにサプライチェーン管理のノウハウを蓄積し今後に活かす
≫社内カンパニー制導入に伴い新たな推進組織の設立と、サプライチェーン・マネジメントのさらなる取り組みを進めています。