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CSR報告書

フジクラグループCSR報告書2012
〔ISO26000 中核主題〕 環境

環境監査

社内環境監査

当社では、以前より自主的活動として主に製造事業所の環境保全や国の法律や自治体条例などの法規制,基準の遵守などについて確認を行い,汚染の未然防止と環境保全の改善を図ることを目的とした社内監査を実施しています。年度初めに実施サイトを決定し、環境担当役員、人事・総務部、品質管理部、監査役メンバがサイトの現地確認を行っています。2011年度は佐倉、沼津、鈴鹿、石岡事業所およびグループ会社の米沢電線、フジクラ物流、東北フジクラ、沼津熔銅、武蔵金線、第一電子工業、シンシロケーブルの11サイトの調査を行い、法順守やマネジメントシステムが適切に行われていることを確認しました。いずれのサイトも環境保全面、安全衛生面、法遵守面などで改善が必要な場合、直ちに対応が実施されています。

社内環境監査

社内環境監査

社内環境監査

環境会計

当社グループでは、環境保全活動の効果を定量的に評価するツールとして、環境省「環境会計ガイドライン」(2005年版)に準拠した環境会計を開示しています。このツールにより環境保全に関わる費用や効果を把握し、改善効果を評価し活用しています。

環境コスト

対象範囲(当社およびグループ会社15社) 対象期間(2011年4月から2012年3月)

当社 本社
佐倉
鈴鹿
沼津事業所
グループ会社各社 西日本電線
米沢電線
第一電子工業
東北フジクラ
フジクラコンポーネンツ
協栄線材
沼津熔銅
青森フジクラ金矢
シンシロケーブル
スズキ技研
フジクラプレシジョン
シスコム
富士資材加工
武蔵金線
ケーブルネット鈴鹿

(単位:百万円)

投資内容/取り組み内容 投資 費用
事業エリア内コスト
(公害防止コスト、地球環境保全コスト、資源循環コスト)
排ガス洗浄装置、省エネ設備、フロン回収・破壊、樹脂屑リサイクル、アスベスト対応工事等 284.2 1,149.4
上下流コスト 有害物質規制情報配信、撤去ケーブル解体費など 0 15.3
管理活動コスト ISO審査費用、図書・教育費、展示会出展費用、緑化費、環境測定費等 12.9 349.9
研究開発コスト 新製品R&D 249.1 3.6
社会活動コスト 事業所周辺の美化活動参加、地域団体への支援 0 8.3
環境損傷対応コスト 大気汚染負荷量賦課金支払いなど 212.9 22.2
合 計 759.0 1,548.6

実質的効果

公害防止、地球環境保全効果 51.1
資源循環効果 706.9
上下流効果 2.5
管理活動効果 0
研究開発 13.4
社会活動効果 0
合 計 773.9

事業活動に伴う環境影響

2011年度の当社および国内グループ各社の事業活動を通して環境に与えた主要な影響を示します。

事業活動に伴う環境影響

環境教育

一人ひとりが省エネルギーやリサイクルなどの省資源活動に取り組み、さらに日常の業務を通じて地球環境保護に努めるよう、全従業員に対する環境教育を実施しています。新入社員研修で行う環境講座、事業所でのOJT、事業所・部課単位のISO14001教育、業務にかかわる専門的な教育などを定期的に行い、意識の向上を図っています。

4月に職場の環境担当者を対象に前年度実績の報告および今年度活動計画などを盛り込んだ環境活動の勉強会を開催しました。今年度も昨年度に引き続き、全員がオフィスで出来る省エネ活動や廃棄物の排出量削減、文房具のグリーン購入などに積極的に取り組みました。

本社/環境活動勉強会

佐倉事業所には様々な新製品の開発部門があり、廃棄物の内容も年々変化しています。そのため、開発部門の作業者と地区の環境担当者が集まって、実際の廃棄物を前に適切な分別方法を話し合い、きめ細かく見直しています。地道な取り組みですが、分別リサイクルとゼロエミッションへの各人の意識を高める絶好の機会となっています。

佐倉事業所/廃棄物教育

例年、年度始めには協力会社含む全従業員を対象に一般環境教育を実施しています。さらに化学物質の取り扱い・管理についても職場リーダーを対象に、専門知識のある技術スタッフからMSDSの読み方について勉強会を行い、取り扱い時の有害性および廃棄物処分方法について理解を深めています。

鈴鹿事業所/一般環境教育

毎年、新入社員導入教育の一環で、環境一般教育(自覚教育)を実施しています。全従業員を対象としており、パート社員、中途入社者も対象となります。内容は第一電子工業が持つ環境施設の紹介と環境事故防止のルールについて、その他環境活動に意識して取り組む心構えなどです。また、2回/年実施する内部環境監査では、事前に内部監査員向けに環境法規概要や改定内容についての説明、世の中の動向についての教育を行い、有効な監査につながるようにしています。

第一電子工業/新人環境教育

2011年4月、新入社員を対象にISO14001の規格要求事項と、廃棄物と有価物の分別について教育を行いました。廃棄物は約29種類、有価物は約14種類あり、それぞれの廃棄の方法、処理・再生の方法について、分別一覧表を用いて説明を行いました。この分別一覧表は社内標準とすると共に、各所に掲示して活用しています。今後も廃棄物分別の教育を継続します。

東北フジクラ/環境一般教育

2011年度は夏季と冬季に原発停止による節電要請が九州電力殿からありました。このような情勢への対応も考え、環境月間の6月28日に九州電力 大分支店殿・大分営業所殿による省エネルギーセミナーを本社事務所にて実施しました。約40名の参加があり、省エネ・節電に対する更なる意識を向上する機会になりました。

西日本電線 大分・挾間事業所/省エネルギーセミナー