世界No.1シェア
デファクトスタンダード "光ファイバ融着機" 開発物語

Phase.5
そして未来に向けて
融着機ビジネスの未来......それは偉大なる先輩たちの功績を受け継ぐ、次代のリーダーたちの「挑戦&創造スピリット」にかかっている。
全世界的なIT化の流れの中、DWDMテクノロジーが普及しつつある。光ファイバも次々と高機能なものが開発され、光信号の増幅技術とともにめざましい進歩の渦中にある。高性能かつ高品質の光通信機器を実現するためには、融着接続技術の向上も重要である。光アンプや周辺デバイスの融着接続に特化した「ファクトリー仕様機」を開発し、現在はその多品種化を進めている。光通信機器の製造に使用される「ファクトリー仕様機」は、一時ITバブルの崩壊で冷え込んだものの、現在は再び全世界的な活況を取り戻している。さらに今後は、光ファイバレーザ加工機や光ファイバセンサに対応した融着接続システムを開発する予定である。

光ファイバの用途は、通信を離れて急激な多様化が進んでいる。光ファイバがある限り、融着接続は決して無くなることがない技術である。さらなるビジネスチャンスを掴むため、今後も絶え間なく挑戦を繰り返すことになる。
思えば、フジクラの融着機がなければ、今の光の世界はなかったかもしれない。それほどまで、フジクラの果たした役割は大きい。融着機の商品開発には今なお受け継がれる3つのスローガンがある。
- 1.狙うは世界一!(誰にも負けない商品を開発してこそ明日がある。)
- 2.こだわりを貫け!(自分のこだわりを捨てるな。)
- 3.トラブルを恐れるな!(新しいことにチャレンジしろ。)
長年、世界シェアNo.1の座を維持するのは、並大抵のことではない。それを成し遂げ続けられるのは、3つのスローガンがスピリットとしてしっかりと浸透している証である。
フジクラの融着機ビジネス......その進化はまだまだ途上。その先にどんな可能性があるのか。それは偉大なる先輩たちの功績を受け継ぐ、次代のリーダーたちの「挑戦&創造スピリット」にかかっている......。
- HOME
- 企業情報
- 先哲の室
- FUJIKURA ODYSSEY
- Vol.02 世界No.1シェア