基本的な考え方
フジクラは、管理すべきリスクを事業機会に関連するリスク(戦略リスク)と事業活動の遂行に関連するリスク(業務リスク)に分類しています。戦略リスクは取締役会および経営執行会議のトップマネジメントの合議により管理し、業務リスクはリスクマネジメント委員会が管理する体制をとっています。また、危機管理についても、情報のトップの速やかな伝達と対応組織および責任体制を構築、運用し、それぞれの組織を中心とした体制により日常的に管理しています。
フジクラグループ経営における損失の発生を未然に防止又は最小化することで、持続的で健全な成長の土台を築き、企業価値の維持・向上を図ります。
具体的には、リスク管理活動のPDCAサイクルに基づき、
- リスクの洗出し・評価
- 重要リスクの特定・対応リスクの選定
- リスク対策の策定・実行
- モニタリング
なお、2023年度はリスクマネジメント委員会を3回開催しており、全社重要リスクの選定・特定とその対応・モニタリングに関する検討、討議を実施しています。
情報セキュリティ対策
当社は、セキュリティに対する取り組みは企業活動上の最重要課題の一つであると認識しています。フジクラグループが取り扱うすべての情報資産を適切に保護するために、2005年に「フジクラグループ電子情報セキュリティ基本方針」を制定しました。
これらを継続的に周知・徹底し遵守することにより、これからも、情報資産管理の着実な実施・定着、情報セキュリティ教育を通じ、情報セキュリティ推進活動をさらに強化することにより情報セキュリティレベルの底上げを図り、当社グループが取り扱うすべての情報資産の安全を確保して社会から信頼される企業グループを目指していきます。
フジクラグループ電子情報セキュリティ委員会は、従業員のセキュリティ意識の向上や被害防止活動を継続的に行っています。
株式会社フジクラ及びフジクラグループ(以下、当社)は、当社の情報資産を事故・災害・犯罪などの脅威から守り、お客様ならびに社会の信頼に応えるべく、以下の方針に基づき全社で情報セキュリティに取り組みます。
フジクラグループ電子情報セキュリティ基本方針
- 経営者の責任
当社は、経営者主導で組織的かつ継続的に情報セキュリティの改善・向上に努めます。
- 社内体制の整備
当社は、情報セキュリティの維持及び改善のために組織を設置し、情報セキュリティ対策を社内の正式な規則として定めます。
- 従業員の取組み
当社の従業員は、情報セキュリティのために必要とされる知識、技術を習得し、情報セキュリティへの取り組みを確かなものにします。
- 法令及び契約上の要求事項の遵守
当社は、情報セキュリティに関わる法令、規制、規範、契約上の義務を遵守するとともに、お客様の期待に応えます。
- 違反及び事故への対応
当社は、情報セキュリティに関わる法令違反、契約違反及び事故が発生した場合には適切に対処し、再発防止に努めます。