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2022年度 新入社員への祝辞(要旨)

株式会社フジクラ
2022年4月1日

皆さん 入社おめでとうございます。
私も4月1日付けで社長に就任し、経営体制も大幅に刷新しましたので、まさに本日は「新生フジクラ」門出の日となります。そのような日に皆さんをフジクラグループの一員として迎えることができ、大変喜ばしく思います。

「技術のフジクラ」として社会に貢献

当社は1885年に創業から数え、今年で138年目を迎えます。創業以来、数々の困難に見舞われながらも、お客様の期待に応え、社会発展に貢献してきました。
経営理念MVCVのもと、「“つなぐ”テクノロジーを通じて、顧客の価値創造と社会に貢献する」をミッションに掲げ、特に情報通信、エネルギー、エレクトロニクス、自動車電装の各分野において、これまで社会及びお客様に対して、多くの貢献をしてきました。これを成し得たのは、長い歴史によって培われた当社のDNAがまさに「技術のフジクラ」であるためだと考えています。技術で顧客価値創造を成して社会貢献することがフジクラの存在意義であると考えています。

不断の新陳代謝を

当社を取り巻く環境は目まぐるしく変化してきましたが、今現在、直面している環境変化は更に大きく、速くなってきています。環境問題に対する低炭素化などの動き、デジタル革命による社会環境の変化などに加え、新型コロナウイルスの感染拡大によって、私たちの日常生活における行動や価値観にも大きな変化が起こっています。このように環境が大きく変化する中において、当社は世界で戦い、勝ち残っていかなければ事業存続すらままならない状況です。台頭する新興国メーカーに比し、勝ち続けるためには世界トップレベルの技術を有し、これを維持するための不断の「新陳代謝」が必要です。本日、入社された皆さんは、その「新陳代謝」の源となります。

これからを担う新入社員の皆さんへのお願い

1つ目は、「自己研鑽に努めること」です。環境が大きく変化する中で、皆さんが活躍するフィールドは、日本国内にとどまらず、世界に広がっています。世界を舞台に活躍できる人財となるには、仕事の知識・能力、語学力はもちろん、アンテナを高く、広い視野を持つことが必要です。常に自己研鑽の努力を怠らないこと、また、与えられることを待つのではなく、日々自ら考え、そして行動すること、これらを積み重ね、プロフェッショナルとしての意識と実力を身につけて頂きたいと思います。
2つ目は、「自身の無限の可能性を信じ挑戦すること」です。自分の可能性をあきらめて、指示待ちで仕事をしていても面白くありません。「自分がやってやろう・やってみよう」という気概で何事も思い切りぶつかっていってください。フジクラグループは、皆さんが働きやすく、活動しやすい環境を提供するように最大限の努力をします。皆さんは、高い志とチャレンジ精神でこれに応えて頂きたいと思います。

当社は2022年度から成長フェーズへ、「新生フジクラ」として踏み出していきます。「技術のフジクラ」のブランドを再構築し、世界一の技術をもって顧客価値を創造し、社会に貢献していくため、共に頑張っていきましょう。

取締役社長CEO 岡田 直樹

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