
フュージョンエネルギーの鍵は
フジクラの技術
フジクラの高温超電導線材は、高温時でも超電導状態を実現し、極めて強い磁場を
生成できるという特長があります。フュージョンエネルギーを生み出すために必要な
プラズマを閉じ込め制御する超電導マグネットの素材として用いられ、カーボンニュートラル社会の実現に向けて重要な役割を果たすものと期待されています。

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フュージョンエネルギーとは
太陽で起こっているような軽い原子核同士(重水素、三重水素)が融合して別の原子核(ヘリウム)に変わる際に放出されるエネルギーのこと。
燃料1グラムで石油8トンを燃やした時と同等のエネルギーを生みだすことができるとされています。 -
フュージョンエネルギー炉とは
フュージョンエネルギーを生み出す次世代の発電施設です。燃料は海水から取り出すことができ、その発電の過程においては二酸化炭素も発生しないため、地球温暖化や環境問題への解決策として注目され、カーボンニュートラル社会の実現に向けて重要な役割を果たすものと期待されています。
フュージョンエネルギーを
起こすために必要なこと

約1億℃の
高温プラズマ
プラズマを
閉じ込める磁場


それを実現するのが
フジクラの技術
強力な磁場を発生させる超電導コイルにフジクラの超電導線材が使用されています。
フジクラの技術力を発揮
革新的な技術で世界最高水準の
高温超電導線材を開発


業界のトップランナーとして30年以上
レアアース系高温超電導線材の開発を継続
二酸化炭素を排出しないことから
世界のエネルギー問題を根本から解決すると
期待される
“フュージョンエネルギー”の
開発に超電導線材で貢献
フジクラの高温超電導線材の特長
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強磁場での適用可能な
マグネット応用に適した
高機械強度・高臨界電流
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フジクラが開発した
IBAD法やPLD法を用いた
独自の技術
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人工ピン導入により
低温・高磁場での
磁場中臨界電電流向上
未来へ“つなぐ”
次世代のエネルギーを見つめて

フジクラは、国内外のパートナーと共に
持続可能なエネルギー社会の実現に向けて共創しています。

事例紹介

フジクラと京都フュージョニアリングは、
フュージョンエネルギー炉の早期実用化に向けて
多角的パートナーシップを築いています。
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フジクラが京都フュージョニアリングに出資し、資金的・戦略的パートナーに
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UKAEAのSTEPプロジェクトにおいて共同で、核融合炉用高温超電導マグネット領域の研究を推進
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フジクラは高温超電導線材を用いたコイルの設計・製造を担当
京都フュージョニアリング株式会社とは
京都大学をはじめ、日本で長年培われてきた核融合研究の成果に基づき、2019年に設立された京都大学発のスタートアップ企業で、フュージョンエネルギープラント関連装置・システムの研究開発およびプラントエンジニアリングを行っています。
高温超電導技術で貢献
カーボンニュートラル社会実現に向けて
さまざまな分野へ応用

超電導線材は幅広い分野への応用が期待されています。