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CSR

CSR統合報告書

フジクラグループCSR統合報告書2015
〔ISO26000 中核主題〕 公正な事業慣行

調達活動

フジクラグループCSR調達推進体制

企業のグローバル化が加速している昨今、企業の調達活動に求められる社会的責任の重要度はますます上がって来ています。当社および当社グループでは、「CSR調達連絡会」を定期的に開催して当社グループにおけるCSR調達の推進を図るとともに、「フジクラグループ・パートナーズ・ミーティング」を通じて、お取引先の皆様と直接対話することで当社グループのCSR調達にご協力いただくなど、サプライチェーン全体でCSR調達に取り組んでいます。

フジクラグループ調達基本方針

当社グループの経営は、原材料・部品や設備を供給していただくお取引先の方々に支えられています。公平公正で誠実な調達活動を通じ、お取引先との強固な信頼関係を築くために、当社グループは、「フジクラグループ調達基本方針」を制定しています。また、「フジクラグループ調達購買部門行動規範」を制定して自らの行動を厳しく律しています。さらに、グループ各社が参加して下請法講習会を定期的に行うなど、コンプライアンスに対する取り組みを継続しています。

フジクラグループ調達基本方針

当社グループは、以下の原則に従って、事業継続マネジメントを実践することにより、緊急事態発生時においても事業を継続し、企業としての社会的責任を遂行するとともに、商品とサービスの安定的な提供を実現します。

CSR調達活動

グローバル化が進む企業活動の中では、自社のみならず、サプライチェーン全体での社会への責任が問われています。当社グループでは、EICC行動規範に基づいたお取引先への要望事項の作成や、サプライチェーン・マネージメント・アンケートの実施、またフジクラグループ・パートナーズ・ミーティングの開催などCSR調達活動に積極的に取り組んでいます。

CSRに関するお取引先への要望事項

1.人権・安全・衛生

2.環境

3.公正取引・倫理

4.品質・安全性

5.情報セキュリティ

6.社会貢献

サプライチェーン・マネージメント・アンケート

当社グループでは、サプライチェーンにおけるCSR活動の実態を把握するため、主要なお取引先に対して、定期的にサプライチェーンマネージメントアンケートを行っています。アンケートの結果はお取引先にフィードバックし、情報の共有を図っています。

パートナーズミーティング

CSR調達の推進と浸透には、お取引先の皆様との直接対話が欠かせません。当社グループでは、「フジクラグループ・パートナーズ・ミーティング」を開催し、お取引先の皆様のご理解とご協力を得て、サプライチェーン全体でCSR調達に取り組んでいます。また、グローバルに展開するサプライチェーンに対応するため、国内だけでなく、中国上海でも開催しました。

日本で開催

2014年5月17日、当社本社で多くのお取引先様のご出席を頂いて、「フジクラグループ・パートナーズミーティング2014」を開催しました。当社からは長浜社長、資材担当役員の石川常務執行役員、原田資材部長が出席し、当社の歴史やCSRの取り組みの紹介と共に、グローバル化にとないCSRサプライチェーン・マネジメントは、さらなる強化が重要な経営課題となっており、パートナーの皆様との相互信頼、さらなる連携の強化についてのご協力をお願いしました。

パートナーズミーティング(日本)

パートナーズミーティング(日本)

中国上海で開催

当社グループは、中国に多くの製造・販売拠点があります。当社グループにとって中国でのCSRサプライチェーン・マネジメントは重要な経営テーマとなっています。12月22日、中国の上海において、地元のお取引先を多くお招きしてパートナーズ・ミーティングを開催しました。

パートナーズミーティング(中国)

パートナーズミーティング(中国)

紛争鉱物への対応

当社グループCSR委員会は、国際的な人権問題の一つとなっていたコンゴ民主共和国及びその周辺国・地域での非人道的行為により産出された紛争鉱物(金・すず・タンタル・タングステン)への対応について同委員会内で検討を続けてきました。2010年7月、米国金融規制改革法(ドッド・フランク法)の紛争鉱物問題に関する1502条の成立に伴い、当社グループの同委員会は、グループ各社とも米国証券取引委員会(SEC)への登録は行っていませんが、企業の社会的責任(CSR)の観点から米国SEC上場企業のサプライチェーンに関係する企業グループとして、コンゴ民主共和国およびその近隣周辺地域で採掘された紛争鉱物の使用状況について当社グループサプライチェーンを通じて調査を進めることを決定しました。また、当社グループCSR委員会は、コンゴ民主共和国及びその周辺国・地域で起きている世界最大規模の紛争に関連して武装勢力による非人道的行為(人権侵害、強制労働、児童労働)によって産出された紛争鉱物を、人道的な観点から原材料として使用しない方針『フジクラグループ紛争鉱物不使用方針』を2011年8月を制定し、公表しました。

フジクラグループ紛争鉱物不使用方針

当社グループは、コンゴ民主共和国及びその近隣周辺国で産出された紛争鉱物であるタンタル、タングステン、スズ、金を原材料として使用しない方針です。また新たに紛争鉱物の使用が発覚した場合は、調達を速やかに停止します。

当社グループの対応

当社グループCSR委員会の紛争鉱物への取り組みは、2010年7月の米国金融規制改革法(ドッド・フランク法)の紛争鉱物問題に関する1502条の成立に伴い、関係部門の対応責任者によるワーキングチームの活動がスタートしました。具体的には、グループ内の推進体制の構築と情報ルートの一元化、顧客への対応方法のルール化などを定め、『顧客からのコンゴ産出の紛争鉱物調査依頼への対応について』(2011年8月)の通達としてグループ内に発信し、全関係者への周知徹底を図りました。

2014年度の当社グループの紛争鉱物に関する主な取り組みは、以下の通りです。

紛争鉱物対応責任者検討会議

紛争鉱物対応責任者検討会議

紛争鉱物対応責任者検討会議

*環境にやさしい調達活動に積極的に取り組んでいます。その取り組み状況は、「グリーン調達・購入」で環境活動のページに記載しています。