環境負荷削減の取り組み
地球温暖化対策
地球温暖化対策
国内グループ会社におけるCO2排出量は2012年度をピークに減少しています。これは生産性の向上とLED照明への切り替え、空調設備の更新などの省エネ技術の導入、全社員による省エネ活動等の結果です。海外グループ会社では事業の拡大に伴いCO2排出量が増えていますが、グループ全体の売上高1億円あたりのCO2排出量(売上原単位)は2011年のタイ国洪水の翌年をピークに減少していて事業復興と共にグループ全体の生産性改善が進んでいます。2014年度は省エネ設備投資の条件を見直し、省エネ投資の促進を図ると共に、全ての設備投資に対する省エネ改善効果の検証を義務付け、省エネによるCO2排出量の削減に取り組みました。2015年度は、政府が国連に提出するCO2排出量削減目標に基づく新たな中期目標を設定し、グループとしてCO2排出量の削減を図ります。
|
「Fun to Share」活動に参加
当社グループは、環境省が進める地球温暖化防止のための取り組みである「Fun to Share」の活動団体に登録し、低炭素社会の実現に向けた様々なテーマの取り組みを進めています。
「Fun to Share」とは、企業・団体の中で生まれる低炭素社会実現の技術や知恵、オフィスや家庭などにおけるCO2排出の少ない生活スタイルの提案を広く募集し、環境省のFun to Shareウェブサイト等を通じ事例として紹介し、みんなでシェアし、拡げていくことで「ライフスタイルイノベーション」を起していくことを目的とする取り組みです。今後、地球温暖化対策を実効あるものにするために、CO2の排出量の80%以上を出している企業には、これまでよりさらに進んだ対応が求められています。当社グループは、地球温暖化防止の取り組みをより一層進めていきます。
|
|
サプライチェーン排出量の算定(スコープ1,2,3)
2011年にGHGプロトコル(注1)によりScope3基準が策定されたことで、これまでの自社範囲の事業活動に伴うCO2排出量から、サプライチェーンでのCO2排出量の情報開示が強く求められてきています。(CDP(注2)やGRI-G4(注3)など)当社では2014年度も継続して環境省サプライチェーン排出量算定支援事業に参加し、GHGプロトコルScope3全カテゴリーについて簡易算定を行いました。2012年度~2014年度のScope1,2,3の算定結果は下記となります。
|
省エネの取り組み
グループの省エネ活動
|
さまざまな活動
グリーンカーテン(緑のカーテン)
2014年度も、東日本・北日本を中心に気温が高く、厳しい夏の暑さが続きました。当社グループは、5月頃からグリーンカーテン(緑のカーテン)の設置を呼びかけるキャンペーンを行いました。夏の日差しが強くなる7月には多くの事業拠点で青々としたグリーンカーテンが完成しました。グリーンカーテンは、夏の猛暑の中でも、3~5℃ほど室内の温度を和らげてくれます。また、グリーンカーテンは室温を下げて地球環境にやさしいだけでなく、緑色が目にやさしい上に、業務でつかれた心も和らげてくれるなどの機能もあります。グリーンカーテンは、私たちが夏期シーズンを過ごすための必需品となっています。
|
|
|
夏季のクールビズ、冬季のウォームビズ
|
|
再生可能エネルギーパネルを設置
|
グループで「ライトダウン2014」
当社グループは、今回で5回目となる「ライトダウン2014」キャンペーンを実施しました。地球で進む温暖化を少しでも減らし、また明かりのありがたさをみんなで再認識しようとするこのキャンペーンは、会社のライトダウンに加え、社員の家庭でもライトダウンを行いました。
|
|
森林を守る私たちの活動:「森の町内会」
グループ会社の植林活動等
米国AFL社(AFL Telecommunications LLC.米国サウスカロライナ州)は、地球環境保護につながる二つ緑化推進の取り組みを行っています。
①植樹活動
同社は緑化推進のため、長年植樹活動に力を入れています。2015年までに12,000本の木を植えることを計画しており、2014年末までに、植樹本数は11,000本強に達しました。
|
|
②苗木の配布
世界に多くの緑を育てようと、毎年、「AFLテイクルート」(植樹の意味、AFL Take Root)」という活動を行っています。AFL社は、この活動を過去5年に亘り毎年行っており、サクラなどの苗木を用意し社員が地元小学校の子供たちにも贈りました。同社が目指すのは5000本の植樹です。
|
当社グループの環境負荷削減による地球環境保護活動には植林や森林保護、緑地の整備などの活動があります。
会社 | 活動分類 | 内容 |
---|---|---|
フジクラ本社 | h.地球環境保護 | 間伐材使用で森林の保護活動参加 |
フジクラ佐倉事業所 | h.地球環境保護 | 緑地の整備 |
フジクラ鈴鹿事業所 | h.地球環境保護 | 成人記念として植樹 |
h.地球環境保護 | 事業所緑地整備 | |
FETL(タイ国) | h.地球環境保護 | 会社の周囲で木を育て、地球環境を保護 |
h.地球環境保護 | マングローブの植樹活動に参加 | |
DDK-T(タイ国) | h.地球環境保護 | 国立公園で木の苗や種を植樹 |
h.地球環境保護 | 消防局の森林保護や森林火災防止活動に協力 | |
FZL(中国) | h.地球環境保護 | 会社周辺で植樹活動を実施 |
FOV(ベトナム) | h.地球環境保護 | 工場敷地の21%に木や植物を植樹 |
DVL(ベトナム) | h.地球環境保護 | 温暖化防止で工場内に苗木を植林 |
AFL(米国) | h.地球環境保護 | 2015年までに12000本の植林を目標として11000本を植樹 |
h.地球環境保護 | 「Take Root program」で小学校5、6年生に苗木をプレゼント |
当社事業所の取り組み
当社事業所の環境負荷削減の取り組みは以下の通りです。
会社・部署 | 分類 | 内容 |
---|---|---|
フジクラ本社 | f.地球温暖化防止 | 省エネ、クールビズ、ウォームビズの実施 |
ライトダウンキャンペーンに参加 | ||
グリーンカーテン、グリーン屋根 | ||
必要照明以外は消灯 | ||
エレベーターの間引き運転 | ||
g.廃棄物削減 | 裏紙使用、両面印刷使用、ペーパーレス会議 | |
廃棄物の分別回収で資源化 | ||
エコキャップ収集し、リサイクルでCO2削減 | ||
エコボトル、エコバッグの社内キャンペーン実施 | ||
ゼロエミッションを達成し埋め立て量ゼロとする | ||
ペーパーレス会議 | ||
h.地球環境保護 | 間伐材用紙使用 | |
森林資源保護で間伐材の紙を使用 | ||
フジクラ佐倉事業所 | h.地球環境保護 | 緑地の整備 |
事業所周辺斜面の崩落防止 | ||
フジクラ鈴鹿事業所 | f.地球温暖化防止 | グリーンカーテンの実施 |
OA機器・必要照明以外消灯 | ||
ライトダウンキャンペーンに参加 | ||
成人記念として植樹 | ||
g.廃棄物削減 | カラー印刷・印刷ミス削減、ペーパレス会議 | |
ゼロエミッション・廃棄物分別回収推進 | ||
エコキャップ運動 | ||
h.地球環境保護 | 事業所緑地整備 | |
フジクラ沼津事業所 | f.地球温暖化防止 | グリーンカーテン、遮光ネット、よしずの設置 |
クールビズ、ウォームビズの実施 | ||
事業所構内(屋外)の照明の間引き | ||
g.廃棄物削減 | 紙の使用削減 | |
分別強化による埋立ごみ減の活動 | ||
各職場において分別収集の推進 | ||
マイカップ運動 | ||
h.地球環境保護 | 近隣企業3社との千本浜清掃活動 | |
フジクラ石岡事業所 | f.地球温暖化防止 | グリーンカーテンの実施 |
必要照明以外は消灯、エアコンの省エネ | ||
ライトダウンキャンペーンに参加 | ||
g.廃棄物削減 | 裏紙の使用、ペーパーレス会議 | |
ゼロエミッションで埋立ゴミをゼロに | ||
分別回収ボックスの活用 | ||
エコボトル、エコカップの使用 | ||
フジクラ関西支店 | f.地球温暖化防止 | 公開空地の緑地づくり |
省エネ活動の推進 | ||
ライトダウンキャンペーンに参加 | ||
g.廃棄物削減 | 紙削減活動やペーパーレス化の推進 | |
廃棄物を計量して抑制 | ||
分別回収ボックスを活用 | ||
エコボトル・エコバックの推進 | ||
フジクラ豊田技術センター | f.地球温暖化防止 | 必要照明以外の消灯 |
g.廃棄物削減 | 裏紙の使用 | |
分別回収ボックスの活用 | ||
フジクラ広島技術センター | f.地球温暖化防止 | クールビズ、ウォームビズの実施 |
事務所の強制消灯 |