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CSR統合報告書(HTML)
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CSR

CSR統合報告書

フジクラグループCSR統合報告書2014
〔ISO26000 中核主題〕 公正な事業慣行

調達活動

フジクラグループ調達基本方針の改定

さらなるグローバル化を進める当社グループにおいては、サプライチェーンマネジメントの強化が事業継続のための重要な課題の一つとなっています。なかでも、環境負荷物質、地球温暖化ガス、紛争鉱物への対応は、材料や部品を供給いただくお取引先とともに取り組まなければ、なし得ることはできません。このような事業環境下において、当社グループでは調達基本方針に「環境への配慮」を新たに追加し、持続可能な社会の実現に向けて活動しています。

フジクラグループ調達基本方針

当社グループは、以下の原則に従って、事業継続マネジメントを実践することにより、緊急事態発生時においても事業を継続し、企業としての社会的責任を遂行するとともに、商品とサービスの安定的な提供を実現します。

公平公正な調達活動

当社グループの経営は、原材料・部品や設備を供給していただく調達先の方々に支えられています。

公平公正で、誠実な調達活動を通じ、調達先との強固な信頼関係を築くために私達は、「フジクラグループ調達基本方針」を定めてWEBに公開しています。さらに「フジクラグループ調達購買部門行動規範」を制定し、自らの行動を厳しく律しています。

また、グループ各社が参加して下請法講習会を定期的に行うなど、コンプライアンスに対する取り組みを継続しています。

CSR調達活動

グローバル化が進む企業活動の中では、自社のみならず、サプライチェーン全体での社会への責任が問われています。当社グループでは、主要なお取引先に対して下記の要望事項を伝え、CSR調達を推進しています。

サプライチェーンマネジメント検討会

サプライチェーンマネジメント検討会

調達先との連携強化

先の東日本大震災やタイ国で起きた洪水被災は、お客様やお取引先とのサプライチェーン確保が大きな課題となりました。また、近く起きると予測される巨大地震に備えるBCMを含めた防災・減災への努力が企業に強く求められています。さらに、米国を中心とした「紛争鉱物」への対応は、今後、私たちとパートナー(お取引先)との関係強化、連携の強化が前提となってきています。このような環境下で、グローバル化を進める当社グループは、国内外でのサプライチェーン・マネジメントの強化を図るために「フジクラグループ調達基本方針」の改訂、パートナーズミーティングの開催、CSRサプライチェーンアンケート等を進めています。

CSRに関する調達先への要望事項

1.人権・安全・衛生

2.環境

3.公正取引・倫理

4.品質・安全性

5.情報セキュリティ

6.社会貢献

サプライチェーン・マネージメント・アンケート

当社グループでは、サプライチェーンにおけるCSR活動の実態を把握するため、主要なお取引先に対して、定期的にサプライチェーンマネージメントアンケートを行っています。アンケートの結果はお取引先にフィードバックし、情報の共有を図っています。

フジクラグループ・パートナーズ・ミーティング

CSR調達の推進と浸透には、お取引先の皆様との直接対話が欠かせません。当社グループでは、「フジクラグループパートナーズミーティング」を開催し、お取引先の皆様のご理解とご協力を得て、サプライチェーン全体でCSR調達に取り組んでいます。

フジクラグループ・パートナーズ・ミーティング

フジクラグループ・パートナーズ・ミーティング

紛争鉱物への対応

当社グループは、人道的な観点からコンゴ民主共和国及びその周辺国・地域で産出された非人道的行為にかかわる紛争鉱物(金・すず・タンタル・タングステン)を原材料として使用しない方針を2011年8月に定めました。

フジクラグループ紛争鉱物不使用方針

当社グループは、コンゴ民主共和国及びその近隣周辺国で産出された紛争鉱物であるタンタル、タングステン、スズ、金を原材料として使用しない方針です。また新たに紛争鉱物の使用が発覚した場合は、調達を速やかに停止します。

当社グループの対応

当社グループの紛争鉱物への取り組みは、2010年の米国での金融規制改革法の成立と共に正式にワーキングチームとしてスタートしました。具体的にはグループ内体制の構築と情報ルートの一元化、顧客への対応方法等をルールとして定めました。
 米国の金融規制改革法が施行される2013年度は、顧客からの紛争鉱物に関する調査依頼は厳しくなっています。当社グループは、顧客からの要請に対応すると共に、電子情報技術産業協会(JEITA)の「責任ある鉱物調達検討会」に参加し、業界としての枠組み作りにも参加しました。

紛争鉱物対応検討会

紛争鉱物対応検討会

*環境にやさしい調達活動に積極的に取り組んでいます。その取り組み状況は、「グリーン調達・購入」で環境活動のページに記載しています。