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CSR報告書

フジクラグループCSR報告書2013
〔ISO26000 中核主題〕 組織統治

フジクラグループの目指す経営

フジクラグループの目指す経営

当社グループの目指す経営は、120有余年の歴史を通じて培われた「ものづくりのDNA」、創業の精神である「進取の精神」、顧客の視点から必ず実行すること、絶対にしてはならないことを明確にし、これを必ず守るという組織風土「クオリティファースト」をベースとしています。その上で「G-FPS(Global Fujikura Production System)」、「ものづくり風土改革」、「CSR」を推進力に、全てのコーポレートスタッフがグループ経営のルールを回して、製造拠点、営業部門、研究開発部門の共創によるエネルギーの一体化を図りながら「情報通信」・「ケーブル・機器」・「電子材料」・「自動車電装」の4つの事業分野の15中期計画ビジョンの実現をめざしています。この実現を通して私たちは、お客様に「ありがとう」と感謝され、社会からは高く評価される顧客価値創造型企業を目指すという経営理念MVCVの実現とグループ全体のさらなる発展を目指しています。

経営理念MVCV

グループブランドロゴについて

私たちのブランドロゴの歴史は、藤倉電線護謨合名会社から藤倉電線株式会社に改組した1910年に制定し、使用を始めました。100年以上も前のことです。その後、創業100周年の1985年にこれまでの社章を改めて新社章を制定しました。それから25年を経た2009年に現在のブランドロゴ(登録商標)を制定し、まず当社で使用を開始し、2011年3月より国内は連結子会社、海外では100%出資比率のグループ会社へ拡大をしています。

当社グループの「ブランドロゴ(登録商標)」は、私たちのブランドイメージを伝える最も基本的かつ重要な要素で、①コーポレートシンボル、②専用書体「Fujikura」、③コーポレートカラーの3つの要素からなっています。私たちの「ブランドロゴ」は、お客様や社会に対する信頼の証(あかし)として、またグループの求心力として、当社グループを表す象徴的な役割を担っているとても重要なものと捉えています。

当社グループは、世界の多くの国々で事業展開を進めています。グローバル市場において、私たちは戦略的に事業展開を進めるためにもブランドロゴを重要なツールとして整備を進めていて、現在、私たちがブランドロゴを登録並びに申請をしている国々の数は100を超えています。

フジクラグループブランドロゴ

e-ラーニング実施

2012年度は、フジクラグループブランドロゴ対する社員の正しい理解と活用方法のより一層の周知を図るためにe-ラーニングを実施しました。対象者は、当社社員の中でライン長及びブランドロゴを日常の業務で使用する担当者です。受講者数は、学習の受講者数が501名、テストの受講者数が470名、受講者の成績は、テスト受講者数470名中、合格者(12問中10問以上の正解)467名、不合格者3名となり合格率は99%で学習の効果が図られました。受講者からは「何気に見ていたブランドロゴの重要性を再確認できた」等のコメントがありました。今後も当社グループの重要な資産であるブランドロゴへの意識を高める活動を進めていきます。

G-FPS活動

経営理念MVCVを実現させる具体的活動としてのG-FPS活動

G-FPS活動とは、ものづくりのプラットフォームであるクオリティファーストという基本概念の下で、全ての業務で、お客様の視点から必ず実行すること、絶対にしてはならないことを明確にし、これを必ず守る組織風土に変えることです。

G-FPS活動では、MVCVをナビゲータとして一人ひとりが主役として行動し、「ものづくり体質」の強化並びに“聖域なきムダ取り”を当社グループ国内外を含めたあらゆる職域で、さらにものづくりの製造現場だけでなく間接部門に対しても行い、当社グループの持続的な成長を図ります。

G-FPS活動の位置付け

この活動では、“ハーフorダブルorゼロ”をスローガンとしています。改善、改革の目標設定をする時は、半分(Half)にするか2倍(Double)にする。また、災害や不良やムダはゼロ(Zero)を目指すとしています。高い目標に向かって継続的改善を進めています。

間接ムダ取り

2009年度から「全員参加のムダ取り活動」を開始しました。間接部門の4~5名でチームが組まれ、改善活動を行っています。現在、国内グループ会社に約680のチームが編成されており、活動内容も、省エネや5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)から業務改善テーマに取り組んで、大きな成果をあげています。毎年5月には、グローバルフジクラ改善発表会(サブテーマは間接部門のムダ取り)で海外チームも参加して改善成果を発表しています。

グローバルフジクラ改善発表会

従来のQCサークル大会やG-FPS改善発表会を“グローバルフジクラ改善発表会”に統一し年4回開催され、各拠点でのG-FPS活動の成果を発表しています。今まで海外チームの日本での発表は年1回のチャンスでしたが、グローバルフジクラ大会として年4回の参加が可能になり、海外では、“Let's go to Japan“と地区の選考大会が盛り上がっています。また、発表言語は、英語または日本語で、発表会毎に「間接部門のムダ取り」「品質」などのサブテーマを設定することもあります。

からくり改善報告会

安価で省エネの改善「からくり改善」も推進しています。自然のエネルギーを利用して自働化、少人化する方法で、重力・バネの力・歯車・滑車で伝動するなど、知恵と工夫を活かした改善で投資額の何倍もの効果を出す改善が多く報告されています。