CSRトップページ
CSR報告書(HTML)
編集にあたって
トップメッセージ
特集
組織統治
公正な事業慣行
環境
消費者課題
人権、労働慣行
コミュニティへの参画及びコミュニティの発展
第三者意見、ご意見を受けて
データ集・対照表

CSR

CSR報告書

フジクラグループCSR報告書2013
〔ISO26000 中核主題〕 公正な事業慣行

事業継続計画(BCP)

事業継続計画(BCP)

当社では事業リスクを的確に把握し、応用性の高いBCPを策定することで、事業基盤の強化に必要な事前対策及び有事体制を整備しています。これにより、市場への安定的製品供給を実現し、顧客等の信頼を獲得しています。

パイロット事業から他事業、他拠点へ計画策定の展開

2009年度に対象事業部を選定、その事業部を取り巻くバリューチェーンを具体化し、大規模自然災害発生において被災した場合を想定した事業継続計画(BCP)の検討・策定に取り組みました。パイロット事業部策定後は順次、他事業部に展開をしており、現在4事業部目の策定をしています。本社機能の事業継続計画、および初動対応から事業の復旧を支援する拠点別BCPも展開し、複合的に、想定されるリスクに対応できる体制を整備しています。

これらの事業を横断したBCPの構築を行うことにより、復旧時間の短縮、事業基盤の強化を実現し総合的な災害対応能力の向上、取引先要請に対する信頼性の確保を実現しています。

実施内容

フジクラグループ事業継続ポリシー

当社グループは、2012年3月、「フジクラグループ事業継続ポリシー」を制定しました。さらにこのポリシーに基づく「フジクラグループ事業継続基本計画」、「本社機能事業継続計画」も併せて制定しています。

フジクラグループ事業継続ポリシー

当社は、以下の原則に従って、事業継続マネジメントを実践することにより、緊急事態発生時においても事業を継続し、企業としての社会的責任を遂行するとともに、商品とサービスの安定的な提供を実現します。

グループBCPへの対応

グループ災害対策本部は、広域災害発生時、担当役員の発議により重大リスク対応委員長である社長が組織し、関係情報の収集および管理、事実関係の確認並びに対応策の策定等、損失の防止又は最小化のための必要活動を行います。また、グループ災害対策本部は、各事業部門及びグループ各社の活動状況を把握するとともに、事業部門単独もしくはグループ個社単独では調整が困難な事項等について、優先順位とリソース配分及び対外対応に関する意思決定を行います。

グループBCPの訓練実施

グループBCPの訓練実施

大震災へ備えて

当社グループは大震災の際に震度6強の揺れでも建物が倒壊するのを防ぎ社員の安全を確保するために、建築物の耐震補強の判断基準を定め、2007年から自主的に補強工事を進めています。その成果は先の東日本大震災でも佐倉事業所の建物被害を最小限に留め、早期の操業再開に効果を発揮しました。当社の佐倉、沼津、鈴鹿、石岡の各事業所の補強工事はほぼ終わりつつあり、現在は当社グループ各社の耐震補強工事を進めています。

また、毎年9月には各拠点で防災訓練を実施しています。避難訓練から始まり、工場設備の点検訓練と実際の被害を想定した対応訓練までおこない、特に火災と環境事故を未然に防いで近隣住民の皆様にご迷惑をお掛けしないように日頃から万全の対策を講じています。

大震災に備えた訓練