長期的な信頼関係
社会変化への適応
環境
コミュニティ
CSR調達の取り組み
お客様に環境品質の高い製品をお届けするためには、まず製品を構成する原材料・部品自体の環境品質が高いことが大前提となります。フジクラグループでは、CSR調達に基づき、サプライチェーン全体での環境配慮を行っています。
フジクラグループ・パートナーズ・ミーティングの開催
CSR調達の推進と浸透には、お取引先の皆様との直接対話が欠かせません。
フジクラグループでは、東京、上海で「フジクラグループ・パートナーズ・ミーティング」を毎年開催し、お取引先の皆様のご理解とご協力を得て、サプライチェーン全体でCSR調達に取り組んでいます。
また、サプライチェーンにおけるCSR活動の実態を把握するため、ご参加いただきましたお取引先に対して、サプライチェーン・マネージメント・アンケートを行っています。
なお、パートナーズ・ミーティングにおいては、フジクラグループの経営計画、事業説明、CSR調達ガイドライン、ESGに関する重要事項
(サプライチェーンにおける人権デューデリジェンスの重要性、環境負荷物質規制の動向や気候変動対応に関する情報提供など)
をお取引先の皆様と共有しています。
CSR調達ガイドラインによるサプライチェーンの環境側面の管理
CSR調達ガイドラインを2021年8月に第5版へ改定し、RBA行動規範の最新版に準拠するとともに温室効果ガスの削減目標を具体的に定めて管理することを明記し、サプライチェーンへの浸透に努めています。
グリーン調達
フジクラグループは、二酸化炭素排出量を抑えたグリーン材料を積極的に採用するなどの環境に配慮したグリーン調達活動に取り組んでいます。
資源の有効活用と廃棄物削減
フジクラグループ2025環境管理活動指針第3版「廃棄物ゼロエミッション」およびフジクラグループ環境長期ビジョン2050「資源の有効活用と資源循環」にもとづき、資源の効率的な利用を推進し生産に伴う廃棄物排出量を削減します。
フジクラグループでは、廃棄物ゼロエミッションを"事業活動で排出する廃棄物について、直接最終処分及び単純焼却する量をゼロにすること"と定義しています。
国内連結対象会社において、①廃棄物排出量の原単位を、2020年度比で年3%以上改善 ②廃棄物ゼロエミッションの継続を目標とし取り組んでいます。
2023年度の取り組み
廃棄物排出量の削減
生産工程での歩留まり(原材料に対する製品の比率)を上げて屑発生量を減らす(Reduce)、製品の運搬に使用する木製ドラム・パレット等を回収して再利用する(Reuse)、また、鉄、アルミニウムの金属屑、プラスチック屑等で可能なものを有価物として業者に売却する(Recycle)ことで廃棄物量の削減を図っています。
廃棄物のゼロエミッション
各拠点において廃棄物の分別活動を精力的に行い、直接最終処分量の削減や再資源化を推進しています。また、廃棄物処分に際しては、可能な限り、リサイクルができる処分業者を選定し、非リサイクル量(直接最終処分および単純焼却の総量)の削減に努めています。
国内の総排出量とリサイクル率
フジクラグループ国内拠点の廃棄物および有価物の総排出量は13,274トン(前年比1,178トン減少)となりました。そのうちリサイクル量は12,605トン、最終埋立量は105トン(前年比11トン増加)、非リサイクル率は5.0%(リサイクル率は95.0%)となり、前年度の5.1%に比較し微減しました。
廃棄物削減活動は、「廃棄物ゼロエミッション」を目標としましたが、昨年同様に外国政府による廃プラスチック輸入禁止政策により、国内のリサイクル処理能力が不足となりグループ会社の廃プラスチックの一部を直接最終処分又は単純焼却しています。
フジクラ国内グループのリサイクル量とリサイクル率

フジクラ国内グループ廃棄物等の総排出量推移
