環境
社会
人的資本
- 人権
- 人財育成
- グローバルな人財育成
- 多様な人材・働き方の多様性
- 企業の価値を高める健康経営
- 安全衛生
- 安全衛生
- 事業継続
- 事業継続計画(BCP・BCM)
- コミュニケーション
- 調達活動
- ステークホルダーエンゲージメント
- 社会貢献活動
ガバナンス
技術力
基本的な考え方
フジクラグループは、2010年6月、「フジクラグループ事業継続ポリシー」を制定し、緊急事態発生時においても商品とサービスの市場への安定的供給を実現するため、事業の継続に向けた各種計画の策定・実施に取り組んでいます。
フジクラグループ事業継続ポリシー
フジクラグループは、以下の原則に従って、事業継続マネジメントを実践することにより、緊急事態発生時においても事業を継続し、企業としての社会的責任を遂行するとともに、商品とサービスの安定的な提供を実現します。
- グループ社員及びその家族等の生命・安全を第一に守る
- フジクラグループ一丸となって対応する
- 事業継続に不可欠となる資産を守るため、事前の備えをする
- 社会インフラを担う事業の継続をもって、社会に貢献する
- グローバル・サプライチェーンの中で、責務を果たす
目標
- 事業継続への取り組みを経営の最重要事項と位置づけ、フジクラグループ全体の継続的な組織的活動とします。優先的に取り組む事業を定め事業継続体制を具体化し、他の事業へ展開していきます。
- 緊急事態発生時において、社員及び家族の安全の確保、会社機能の早期回復を目標とした事業継続計画を策定していきます。
- 事業継続計画の実効性を確保するため、事前に準備・対応すべき施策を計画的に推進していきます。
- 社会情勢の変化、技術の進捗、法制度等の改定等の環境変化に遅れることなく、事業継続性を維持するために事業継続計画を継続的に更新していきます。
- 事業継続計画に基づく訓練を定期的に実施し、組織への浸透度・習熟度を評価し、外部組織との連携を踏まえた実効性等についての検証を実施していきます。
マネジメント体制
統括責任者を総務担当役員、統括部門を人事・総務部とした組織体制を構築しています。統括部門は、事業継続マネジメント活動に関わる業務の遂行にあたり、各部門に対し、必要な説明、報告および資料の提出を求めるとともに、各部門へ、事業継続マネジメント活動を行う担当者の指名を依頼し、担当者とともに事業継続体制の整備および継続的な改善を実施しています。
グループ全体へBCP策定を展開
フジクラグループは、2009年度に対象事業部をパイロット事業部として選定し、その事業部を取り巻くバリューチェーンを具体化し、大規模な自然災害発生時において被災した場合を想定した事業継続計画(BCP)の検討・策定に取り組みました。パイロット事業部策定後は順次、他事業部に展開し、各事業部門による事業別BCPを展開しています。フジクラグループは、これらの事業を横断したBCPの構築によって、復旧時間の短縮、事業基盤の強化を実現し、総合的な災害対応能力の向上、取引先要請に対する信頼性の確保を実現しています。
2024年度の取り組み
BCP・BCMの推進
グループにおけるBCPならびにBCM(事業継続マネジメント)の継続的な取り組みとしては、事業を取りまく内部・外部の環境変化を踏まえたドキュメントの最新化に加え、不測の事態発生時の行動手順の確認を目途とした訓練や、災害時に必要な様々な気づきを得ることを目的としたモックディザスターエクササイズ※等を実施しています。
※モックディザスターエクササイズ:机上訓練の一種。訓練への参加を通じ、参加者に災害対策における事前計画/準備の必要性や訓練の重要性等の認識を促す。