高圧ケーブル活線絶縁診断装置 LINDA
本製品については、以下のWEBサイトにて詳しくご紹介しております。
株式会社フジクラ・ダイヤケーブルのWEBサイト
https://www.fujikura-dia.co.jp/
特長
- 活線状態での測定が可能.ケーブル絶縁抵抗測定のために停電を取る必要がない。
- 測定用電流は僅か直流50Vであるので,ケーブルを劣化させる心配がない。
- ブリッジ法により絶縁体絶縁抵抗を測定するため、10万MΩからの高絶縁抵抗を精度良く測定可能。初期状態からのトレンド監視を行うことで、劣化の早い段階を検知し、早めの処置が可能となる。
- 測定用電流(直流)が大地に逃げないよう、系統の接地点(GPT中性点など)には交流接地器(コンデンサ)を設置する。負荷の交流成分は大地へ流れるが,測定用電流の直流成分は装置が受け取る。
技術紹介
基本測定原理
測定方法
絶縁体絶縁抵抗 [直流重畳法]
直流50Vの測定用電流を系統のGPT(EVT)中性点から重畳し(導体→絶縁体→遮へい層)へ漏れ流れる電流にて絶縁抵抗を測定する。
シース絶縁抵抗
(遮へい層~大地)間に50Vの電圧を印可して絶縁抵抗を測定する。
適用条件
- 特高受電の設備(特高/高圧トランスが無い場合,送電側に測定用電流が逃げてしまうため)
- 系統にGPT・GTRを有していること(GPT/GTR中性点から測定用電流を重畳するため)
※ その他,距離・ノイズ・抵抗接地系での電流容量等の条件により適用できないケースあり
仕様
型式
LINDA-1500SV2:据置自動型(自立盤とコントローラを有し,設定した間隔で自動的に測定)
LINDA-1000P:可搬手動型(持運び可能.多数の系統を有するユーザ向け)
LINDA-1500SV2(自動据置型)システム概要例
LINDA-1500SV2装置構成 |
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LINDA用配線 |
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LINDA-1000P(手動可搬型)システム概要例
※LINDA-1000Pは持ち運びのできる手動測定タイプです。
バンク毎にケーブル切換盤を設けることで,複数の配変電系統の測定が可能です.
LINDA-1000P装置構成 |
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LINDA用配線 |
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※ケーブル切換盤~ACGT-1~LINDA-1000P間は,付属のコネクタ付き専用ケーブル使用 |