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製品情報

200µmファイバSpider Web Ribbon実装
屋内屋外兼用光ケーブルを販売開始

株式会社フジクラ
2019年12月9日

株式会社フジクラ(取締役社長 伊藤雅彦)は、200µmファイバを実装した屋内屋外兼用の光ファイバケーブルWrapping Tube Cable®(WTC®)を販売開始致しました。
今回リリースしたWTCは、200µmファイバを当社独自技術である12心間欠固定型光ファイバリボンSpider Web Ribbon®(SWR®)に適用し、細径化と軽量化を実現致しました。さらに、屋内屋外兼用であるため、外被に耐候性を持ちながら、屋内で火災が発生した場合に備えて、人的・物的影響を最小限に抑えるため高難燃性や低発煙性を有しています。屋内仕様の場合、米国のUL規格や欧州の建設資材規格CPR(Construction Products Regulation)など各国で規格が異なりますが、今回リリースしたWTCは、UL規格、CPR規格両方に準拠致します。そのため、グローバルに拠点を持つお客様にとって、各地域毎に要求される規格を満足する製品を調達する必要はなく、1つの製品を世界中に展開する事が可能です。また、これまで建屋間接続には、建物内で屋外ケーブルと屋内ケーブルを融着接続する必要がありましたが、屋内屋外兼用ケーブルを採用する事で、その融着接続は不要となり、ケーブルをそのまま屋内まで布設する事ができます。その結果、施工時間が短縮され、施工費も削減されます。加えて、当該品は可撓性に優れているため、限りあるスペースにおいても、容易にケーブルを取り扱う事が可能です。
さらに、200µmファイバ実装のSWRは250µmファイバ実装のSWRとファイバ間の整列ピッチを揃えた構造を採用しています。そのため、200µm SWR相互の一括融着はもちろんのこと、既存の250µmファイバリボンや250µmファイバ実装のSWRとの一括融着接続が可能です。融着接続の際には、新たに200µmファイバ専用の融着接続機を準備する必要は無く、既存の融着接続機を利用する事ができるため、施工費用の削減に寄与します。

●構造

●SWRファイバピッチ構造

●仕様

アプリケーション 屋内屋外兼用
心数 288 576 864 1728
外径 mm(標準外径) 12.5 15.0 16.5 21.5
質量 kg/km(概算質量) 155 220 270 400
ファイバ径 µm 200
UL規格 UL1666, UL1685
CPR規格 Cca-s2, d0, a1*

*Cca, s2, d0, a1は、CPRのグレードを表し、Cca:引火性, s2:発煙性,
 d0:ケーブル燃焼時の落下物, a1:燃焼生成ガスの酸性度を意味しています。

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