2015年01月28日

株式会社フジクラ（取締役社長　長浜洋一）は、電力ケーブルをリングメインなどの機器に接続するための「IEC規格　22kV・33kV共用機器直結端末」を開発しました。
本製品は、IEC 60502-4に準拠する機器直結端末であり、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー分野で使用されているIEC規格を有するリングメインや変圧器などに使用されます。従来は22kV仕様でしたが、内部構造を見直すことで22kV・33kVの両方に適用可能としました。また、本製品は幹線用端末の背面に分岐用端末を取り付けることで多分岐接続が可能であり、更に従来組立に使用していた接続ユニットを不要としたことで、特殊用具を必要とせず一般的な工具のみで組立が可能となり、作業性を大幅に向上させました。
機器直結端末はリングメイン内などの狭いスペースで使用される為、コンパクト化が要求されますが、本製品は他社製品と比較し、端末組立後の奥行き寸法で約10%コンパクト化を実現しました。

当社は、本製品を2015年2月25日～27日に東京ビックサイトにて開催される「WIND EXPO 2015 第3回国際風力発電展」に出展します。