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2020年 社長新年のメッセージ(要旨)

株式会社フジクラ
2020年1月6日

明けましておめでとうございます。

昨年のわが国経済は、通商問題を巡る緊張の増大、中国経済の先行き等が懸念されながらも、全体としては緩やかな回復傾向で推移しました。一方で昨年は、台風15号・19号・21号と記録的な風雨により河川の堤防決壊等による洪水や土砂崩れ等、各地に甚大な被害をもたらしました。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げると同時に、この激しい気候変動に対しては、従来に無いレベルの災害への備えが喫緊の経営課題であると強く認識しました。

昨年4月25日に「品質管理に関わる不適切事案」について、外部法律事務所による調査結果を外部発表しましたが、ほとんどのお客様からは対象製品の性能、健全性・安全性についての確認を完了いただけました。現在進めている再発防止策を含む是正策を遂行することはもちろん、これを機にフジクラグループの企業風土改革を含めた抜本的な意識変革を進め、その中で我々の事業の強化を図り、「企業価値の回復・向上」を果たしたいと考えます。

「企業価値」を高めるためには、お客様、株主、そして言うまでもなく社員の皆さんにとってのフジクラの価値、すなわちフジクラブランドを高める必要があると考えています。そのためには、経営陣は持続可能な会社を存続させるにあたり、どういった社会貢献を目指し、どのような方向に導いていくか、しっかりと社員の皆さんにお示しし、理解をいただくことで会社の想いと社員の皆さんの想いのベクトルを合わせる事が最も大切だと考えます。社員エンゲージメントの高い企業は、このベクトルが合っています。社員エンゲージメントを高めることにより、社員視点でのフジクラブランド向上への思いは高まり、よりモチベートされた社員の皆さんがお客様視点での価値向上を考え抜くことで、お客様への高い価値が提供され、お客様の満足を超える「感動」を感じていただけるのではないでしょうか。お客様視点の価値の向上の結果として、株主視点の価値も自然に高まっていくと考えています。

社員の皆さんもご存知の通り、現在の私たちの主要事業の環境は大変厳しい状況にあります。しかし、私たちの組織風土の根底には、危機の際には必ず皆が一致団結してその危機を乗り越えてきた力の源泉があります。事業環境が厳しい状況にある今こそ、社員の皆さんの持てる力を結集し、新しい道を切り拓いていきたいと考えています。
皆さん、私たちフジクラの企業価値の回復、そしてさらなる向上に向けて、共に挑戦しましょう。

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