株式会社フジクラ

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2017年度 入社式祝辞(要旨)

2017年4月3日

皆さん、入社おめでとうございます。これからのフジクラグループを担う、若く、はつらつとした皆さんを迎えることができ、グループの全社員を代表して、心から歓迎いたします。
当社は、今年で133年目を迎え、創業以来、インフラの構築を通じて日本の国づくりに貢献してきました。個人商店からスタートした当社は、他社を凌駕する独自の技術を磨き上げ提供することで、お客様から「技術のフジクラ」として評価をいただくに至りました。そして信頼性の高い製品およびサービスをお客様にお届けすることで、社会の発展に貢献し、グローバルなお客様の期待に応え続けています。
残念ながら、今や国内インフラ市場は成熟期を過ぎ衰退期に入っていますが、一方で、海外の需要は高く、当社グループも変化するマーケット環境に合わせ、今ではグループ会社142社のうち101社を海外にもち、売上高の60%強が海外のお客様向けとなっています。また、エネルギー、情報通信、エレクトロニクス、自動車電装の4つの事業領域がそれぞれほぼ等しい売上げを持つまでに育ってきました。しかしながら、事業には必ず終焉が来ることも事実です。我々にとって、常に市場の動向をキャッチし、お客様の望まれているものを他社に先んじてご提供することが重要です。卓越した技術を強みに、単なる「モノ(製品)」売りから、「コト(サービス)」を提供することを強く意識し、更なるグローバル展開を進めていきます。
当社グループは、昨年、2016年4月に”変わろう、そして未来につなげよう!20中期”をスローガンに、5ヶ年中期経営計画をスタートさせました。この中期は、前中期経営計画を基本的に踏襲するもので、前中期5年間とあわせ、10年間で、「高い収益力」と「強い新陳代謝力」を両輪に、未来に続く磐石な会社基盤を築くことで、継続的に社会貢献ができる責任ある会社に変革したいと考えています。この中期経営計画で最も重要視しているのは、売上の規模ではなく、「利益率」です。2020年には売上9,000億円は目安に、営業利益率7.0%以上を最重要目標としています。高い目標とはいえ、私達の「稼ぐ力」は、ここ数年間、確実に上昇しており、充分達成可能と考えています。
これらの計画を達成し、グループをさらに発展させるのは、“人”です。社員一人ひとりの力です。また、新しい技術・新しい製品を継続的に作り出す新陳代謝も重要です。その新陳代謝を行うのも、やはり“人”です。本日、入社された皆さんは、その新たな新陳代謝の“源”なのです。皆さんが一日も早く会社や職場に慣れ、会社を変え、成長・発展させる原動力になってくれることを期待しています。

代表取締役社長 伊藤 雅彦

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