個人投資家の皆様へ

"つなぐ"テクノロジーを通じ、
顧客の価値創造と社会に貢献します。

フジクラグループは、1885年の創業以来、電線・ケーブル製造で培った"つなぐ"テクノロジーで、暮らしと社会の幅広い分野に製品を送り出すことで、快適で持続可能な"みらい"社会の実現を目指しています。

工場のイメージ。産業用ロボット向けコネクタと60GHz帯無線通信モジュールの画像付き。
工場
データセンタのイメージ。SWR®/WTC® 電子ワイヤ イメージファイバと光ファイバ融着接続機の画像付き。
タセンタ
電子機器のイメージ。電子ワイヤとFPCの画像付き。
電子機器
自動車のイメージ。急速充電コネクタとワイヤハーネスの画像付き。
自動車
エネルギーのイメージ。ACSRと電力用ケーブルと制御用ケーブルの画像付き。
エネルギ
医療のイメージ。イメージファイバと小型酸素センサとCMOSの画像付き。
医療

フジクラとは

フジクラグループは、1885年の創業以来、エネルギー、情報通信、エレクトロニクス、自動車電装等、様々な分野において、「進取の精神」と「技術のフジクラ」をDNAに、社会の発展に貢献してきました。世界では今後も大きな変革が進むとともに、多様な技術革新が起こると考えられます。こうした社会の変化に対し、"つなぐ"テクノロジーを通じて顧客の価値創造と社会に貢献することがフジクラグループのパーパスであると考えています。

情報通信事業のイメージ図
情報通信事業
高度情報化社会実現のための
インフラ基盤の構築に貢献
  • 革新的な光技術をベースとした光配線ソリューション
  • 将来の高速無線通信技術
  • 将来の高速無線通信技術
エレクトロニクス事業のイメージ図
エレクトロニクス事業
データセンタの構築、高速大容量かつ高機能な情報端末の進化に貢献
  • ユニークな電子部品技術
  • 超高密度光配線技術
  • 高精細な電子部品や配線/実装技術
自動車事業のイメージ図
自動車事業
自動車電装品を始め、次世代カーに搭載される技術も研究開発
  • 次世代車用 高難度なワイヤハーネスの製品化
  • 超高速充電技術
  • 高精細な電子部品や配線/実装技術
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技術のフジクラの歩み

1885年の創業以来、フジクラグループのDNAとして受け継がれる「進取の精神」と「技術のフジクラ」。
このDNAの下、優れた技術力、社会変化への適応力、お客様との信頼関係を大切にしてきました。
世界では今後も大きな変革が進むとともに、多様な技術革新が起こる。
こういった社会の変化や技術の進展があるところには必ず機会がある。
これからも私たちフジクラグループは、 "つなぐ"テクノロジーを通じ、顧客の価値創造と社会に貢献していきます。

創業者 藤倉 善八の写真
創意工夫と努力、進歩進捗の人
創業者 藤倉 善八

フジクラの歴史は、1885年に藤倉善八が絹・綿巻線の製造に乗り出した時に始まります。
善八は、 1883年に日本橋通りで公開されたアーク燈の点燈を見て電気に興味を抱き、電気の時代が到来することを予感しました。 そのころ善八は神田淡路町で組紐事業をしており、その組紐が電線被覆の編組技術に似ていることから、電線事業に乗り出しました。 ゴム被覆線の研究にも着手した善八は、中内春吉や松本留吉と協力して事業を拡大し、先進の技術により信頼性の高い製品を世に送り出すことで社会の発展に貢献してきました。

1985

第1の創業

「技術の藤倉」として、電力・通信インフラ整備を通じて豊かな社会づくりに貢献
「藤倉善八、米国から大型編組機5台輸入」のイメージ画像
1887
藤倉善八、米国から大型編組機5台輸入
「44kV 3心SLケーブルを
                                  山口県電気局に納入 (日本初)」のイメージ画像
1932
44kV 3心SLケーブルを 山口県電気局に納入 (日本初)
「藤倉型
                                  高周波同軸ケーブルの特許取得」のイメージ画像
1935
藤倉型 高周波同軸ケーブルの特許取得
1945

第2の創業

エネルギー・情報通信事業を中心に発展し、現事業につながる多角化を展開
グローバル化と新規事業を推し進め、技術基盤を強化
「日本初、OPGW (光ファイバ複合架空地線)開発」のイメージ画像
1881
日本初、OPGW (光ファイバ複合架空地線)開発
「世界初、コア直視型 光ファイバ融着接続機開発」のイメージ画像
1985
世界初、コア直視型 光ファイバ融着接続機開発
「新京葉豊洲線 500kV CV ケーブル納入」のイメージ画像
1999
新京葉豊洲線
500kV CV ケーブル納入
2005

第3の創業

長期ビジョンを掲げ、更なる技術開発と市場開拓を推進
「世界最大心数の光ケーブル(6,912 心
                                    新京葉豊洲線 Wrapping Tube
                                    Cable(®WTC®))を販売」のイメージ画像
2018
世界最大心数の光ケーブル(6,912 心 新京葉豊洲線 Wrapping Tube Cable(®WTC®))を販売
「新型多心融着接続機90Rの販売開始」のイメージ画像
2020
新型多心融着接続機90Rの販売開始
「レアアース系高温超電導を小型核融合炉向けに増産」のイメージ画像
2023
レアアース系高温超電導を小型核融合炉向けに増産
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最新業績ハイライト(2022年度)

売上高
8,065 億円
営業利益
702 億円
当期純利益
409 億円
総資産額
6,568 億円
売上高・営業利益のグラフ

株主還元

配当性向30%での1株当たり配当金(円)のグラフ

配当性向を30%に引き上げ、更なる株主還元策も検討

当社は長らく配当性向20%を達成基準としてきましたが、2019年度の財務毀損もあって2年間無配に転落し、株主の皆様には大変なご心配とご迷惑をおかけしました。ようやく2021年度末に復配し、2022年度は公約どおりの配当となりました。
収益性が高まったことで、1株当たりの配当額も、過去最高の30円としました。
この間の財務状況の改善を踏まえて、25中期では配当性向を30%に引き上げました。もちろん、前述したキャピタルアロケーションポリシーに基づき、配当性向を高めても財務改善を進められるという算段があってのものです。ただし昨今の情勢を見れば、30%という水準は決して胸を張れるものではありません。近い将来、営業利益率10%超を安定的に達成できる収益性を備えた企業になれば、必然的に配当金額を引き上げ、自社株買いなど追加の株主還元策も可能になると考えています。

成長戦略

これからの高度情報化社会において、一人ひとりが情報端末を持ち、スマートフォンからAR/VRグラスといったウェアラブル端末に置き換わっていくと考えられます。また、車も情報端末として高度な通信機能が実装され、安全・安心をキーワードに周辺監視やその情報をもとにした自動運転が実現されていくと考えられます。それぞれの情報端末は、端末同士あるいは情報通信インフラを通じてお互いに"つながり"、さらにはこれらが高度に連携していきます。こういった高度なデジタル社会を実現するためには、低遅延かつ大容量の情報通信が不可欠となることはいうまでもありません。
このような、すべてのものがつながる未来、即ち高度な情報化社会を実現するにあたり、フジクラグループが"つなぐ"テクノロジーで貢献できる領域として、「情報インフラ」、「情報ストレージ」、「情報端末」の3つの領域が挙げられると考えています。

情報インフラ・情報ストレージ・情報端末の"つなぐ"テクノロジーで、
「技術のフジクラ」による顧客価値創造と社会貢献を目指す。
キービジュアルのイメージ図
1情報ストレージ
ユニークな電子部品技術や超高密度光配線技術で、膨大な情報をストレージするデータセンタの構築に貢献。
キービジュアルの写真
2情報端末
高精細な電子部品や配線・実装技術で、高速大容量かつ高機能な情報端末の進化に貢献。次世代車も情報端末と捉える。
キービジュアルの写真
キービジュアルの写真
キービジュアルの写真
3情報インフラ
革新的な光技術をベースとした光配線ソリューションと将来の高速無線通信技術によって、高度情報化社会実現のためのインフラ基盤の構築に貢献。
キービジュアルの写真
キービジュアルの写真
キービジュアルの写真

業績目標

中期経営計画の各方針を着実に実行し、一層メリハリをつけた事業運営を行っていきます。「自動車ワイヤハーネス」のビジネスは構造改革、選択と集中による規模縮小を図りますが、一方で成長領域と捉えている「情報通信」、「エレクトロニクス」分野においては中期経営計画の下で拡大を図っていき、フジクラグループ全体では2025年度に売上高8,200億円規模への成長を見込んでいます。規模の拡大に傾注するのでなく、収益性の向上を目指し、営業利益は850億円、営業利益率10%超を目指します。

研究開発

 25中期期間の3カ年では、社会の要求とフジクラグループの事業領域との親和性の高さを考慮して、「次世代光通信」「次世代エネルギー」「ミリ波応用」の3つをR&Dの重点テーマに選定しました。

次世代光通信のイメージ画像
マルチコアファイバの実用化加速に向けた研究開発
次世代光通信
「次世代光通信」は、世界で流通しているデータ量の増大に伴う、通信インフラの高速・大容量化、低遅延への要求の高まりと、消費電力低減へのニーズに応える技術分野です。
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次世代エネルギーのイメージ画像
カーボンニュートラル社会の実現に向けて研究開発
次世代エネルギー
「次世代エネルギー」の分野では、世界トップレベルの特性を有する高温超電導の技術を、核融合発電や航空機の電動化などの分野に応用することを計画しています。
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ミリ波応用のイメージ画像
ビームフォーミング技術を応用した
フェーズドアレイアンテナモジュールを開発
ミリ波応用
「ミリ波応用」では、光通信網の無線基地局向けに、ミリ波帯の周波数帯を使用する通信デバイスの開発・製品化を進めています。
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サステナビリティ

フジクラグループは、グループ経営理念MVCVに基づき、サステナビリティ目標2025(2021 ~ 2025年度)を設定し活動を推進しています。この目標は、環境・社会マテリアリティと財務マテリアリティの両視点を加味したダブルマテリアリティの観点から設定しています。

サステナビリティ目標2025の全体像のイメージ図
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ガバナンス

フジクラは、監査等委員会設置会社を選択しています。これは、取締役会から業務執行取締役への大幅な権限委譲による機動的かつ効率的な事業運営の可能な体制としつつ、当社経営から独立した複数の社外取締役の持つ多様で高度な知見による充実した審議のできる体制を志向したことによるものです。以上より、持続的成長フェーズにおける当社の効果的なコーポレートガバナンス体制を次のとおりとしています。

ガバナンス体制図(第176期定時株主総会後)

コーポレートガバナンス体制のイメージ図
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人材育成

フジクラグループは、人財価値とエンゲージメントの向上が社会的価値を創出し、企業価値の最大化につながるという確信に立ち、社員が良質な体験を得られる組織を実現していきます。また、フジクラグループが持続的に成長していく上で、人財への投資は最も優先すべき最重要テーマであり、下図の4つの人財マネジメントの方向性を基軸とし、必要な施策や取り組みを通じて会社と社員双方の"ウェルビーイング"の実現を目指します。

人材育成のイメージ図
統合報告書2024の画像
フジクラについてさらに詳しく
統合報告書2024
「フジクラグループ統合報告書2023」は、株主・投資家をはじめとするステークホルダーの皆様に、フジクラグループの持続的な成長へ向けた取り組みを多面的にご理解いただくことを主眼に編集しています。本報告書による情報開示とお読みいただいた皆様の情報利用を通じて、ESGやサステナビリティの取り組みをご理解いただくことを目指しています。